F55 5ドア MINI Cooperにフルバケシート導入!

こんにちは、MINICです。

 

今年の7月~8月にかけて3年ぶりに日本に一時帰国していました。ほんとはI-94更新の関係で去年の夏に帰国しようと思っていたけど、コロナ禍真っ只中だったので3人の幼児を連れての帰国は無謀すぎる(強制隔離なんて絶対無理!)、かつTOKYOオリンピック開催のせいで航空券が激高だったため諦めました。

今年は米国への入国はコロナ禍前のように戻り、日本への入国規制もマシになったので一時帰国を決意。航空券の値段も幾分マシになっていたけどそれでも我が家にとっては激高でしたが・・・。ただ、昨今の円安の恩恵を受けて爆買い、とまではいかないにしろ日本の素晴らしい商品を多々持ち帰りました。

 

その1つにテトリスのL字ブロック、いやいや、車のバケットシートが紛れ込んでいました(笑)今回ははるばる日本から持ち帰ったフルバケシートのお話です。

 

今回購入したのはBRIDE ZETA IVというフルバケットシート。ドリキンことドリフトキング、土屋圭一モデルがある高品質な日本製で、しかも手に届きそうな価格のシートです。先日アップしたサーキットの記事にあるように去年からサーキット走行会に参加しています。走っていると純正シートのホールド性の無さのせいか、翌日には体中筋肉痛になる始末。日本行チケットを購入した時から、日本でフルバケシートを買ってミシガンまで持ち帰ることを計画、実行に移しました。

 

シートといえば「レカロ」が真っ先に脳内に出てきます。この時はまだBRIDEというブランドを知らなかったので、まずはレカロシートを前提にF55(5ドア)のミニクーパーに装着できるか調べますが、シートは問題無いにしてもシートレールが中々ヒットしません。そんな中サーキットに一緒に行っている友人がバケットシート着けてたことを思い出しメーカーを聞くとBRIDEという日本のブランドということを知ります。彼も日本に一時帰国した際に購入し、ミシガンまで持ち帰った1人。ネットでBRIDEを検索すると色んなモデルのシートがラインアップされています。F55 MINI Cooper用のシートレールも販売されているうえ、シート自体の値段も手に届く範囲。

※画像はBRIDE HPより拝借

 

購入するモデルは決まったので、あとはモノ(シート本体)を日本で買うか、ミシガンで買うかを比較検討する事に。近所でBRIDEシートを輸入・販売しているショップを見つけるも、ほぼ定価、かつドルへの換算でまぁ普通の値段。購入したZETA IVだと税込みで大体1200ドルという見積り。(ちなみにシートレールは日本でしか購入できなさそうだったので最初から日本で買うつもりでした)

日本で買って持ち帰る場合、預け荷物で対応してもらえるのか、追加費用はいくらいくのか、自宅から空港までどうやって運ぶか、等々ハードルがいくつもあるので、それならアメリカで買った方がいいんじゃないか?となり、価格はもちろん、持ち帰る手間や費用の事も調べた結果・・・

 

断然日本!

 

という結論に。シート本体は楽天で買って税込み85,000円位。ドル建て購入(アメリカのクレジットカードで決済)したので約620ドルで買えました。(当時のレートが1ドル137円位)ミシガンで買うより約半額です。円安効果、すごすぎる(笑)

 

無事に実家に届きましたが、まぁデカい箱に梱包されています。飛行機への預け荷物は縦x横x高さの合計が203㎝以下にしないといけないのでこのままでは到底アウトです。となると、シート形状に合わせた梱包にするしかありません。シートは「L」字のような形状なので段ボールを切り貼りしてテトリスのL字ブロックを作っていきます。シートだけだと衝撃で破損する可能性もあるのと、バケットシート故スペースがあるため、スペースを有効活用して布団やら枕、釣り用防寒着やウェーダー等を上手く詰め込みます。シートレールは受注生産とのことだったため、日本への帰国前に発注して実家へ届くように手配。しっかりと左席用の品番を何度も確認して購入し、アメリカへ帰るまでに何とか届いたのでスーツケースに詰めて持ち帰り。

 

完成したのがコチラ。写真は関西空港で撮影したので微妙ですが、見事なL字ブロックです。他のスーツケースと一緒に見るとまるでテトリスをしているかのよう(笑)もちろんこの中に釣り竿もしっかり含まれています(笑)

そして大きな段ボール箱ともう1本釣り竿が入った筒を成田に発送済み。成田で受け取って再度記念撮影。すごい荷物ですね(汗)

 

実家は大阪なので関空→羽田→成田→シカゴという面倒な乗り継ぎフライト。事前に成田に送ろうかと思い空港便を色々調べましたが、どこの業者も大きすぎるという理由で受け付けてくれませんでした。仕方ないので空港便は諦めて一緒に移動、関空から一緒に飛び立ち、シカゴに降り立ってミシガンまで持ち帰りました。飛行機にも問題なく預入でき、追加料金も不要でした。苦労して梱包した甲斐がありましたね。

ちなみにシカゴから自宅までは自家用車での移動でした。行きはシカゴオヘア空港近くのホテルに前泊&そのまま駐車し、そこからシャトルバスで空港へ。帰りは空港からシャトルバスでホテルまで迎えに来てもらい、そこからミシガンまで走ります。ここのホテルは車の長期駐車サービスもしているのですごく便利でした。我が家のファミリーカー、アメ車と言われるクライスラー社のミニバンですが、2列目、3列目と床下収納できてフラットフロアが出来上がるのでとっても優秀。スーツケース(大)が5つ、スーツケース(小)が1つ、スーツケース(大)と同等サイズの段ボール箱が1つ、L型段ボール1個、釣り竿の入った筒が2つに、子供3人(もちろんチャイルドシート付)に大人2人、それぞれの手荷物がすべて積載されました!しかもまだスーツケース(大)1個なら乗せれる余裕がある懐の大きさです(笑)

で、ミシガンに帰宅して数日後の休日に早速持ち帰ったフルバケシートを取り付け。エアバッグキャンセラーやシートポジションセンサの処理等色々大変でしたが無事に装着することができました。

 

純正シートとの比較。着座ポイントが深くてサイドのサポートがあるのでしっかり身体がホールドされます。ミシガン湖までの長距離運転も思ったより疲れることはありません。強いて言えばクッションが薄いのでお尻が痛くなる事でしょうか?そして純正シート含めて内装色は黒ですがあえての赤色に!

クルマ真正面から。運転席に見えるBRIDEロゴ入り赤シートがなんともスポーティー。

 

シート交換後、今シーズン最後のサーキット走行会に参加しましたが、運転のしやすさは純正シートと比べると雲泥の差でしたね。身体がしっかりホールドされるのでコーナーで変に踏ん張らなくてもいいし、それに伴ってペダル操作、ステアリング操作に集中できるようになりました。普段乗りでも片道30マイルの会社までの運転は快適ですし、長距離運転でも腰痛持ちの私には純正シートより腰への負担が少なくなったように思います。

決して安くはない、むしろ私にとってはとても高い買い物でしたが、長い目で見るとシート本体は車種が変わっても使うことができるので大事に扱って末永く使っていきたいですね。

 

ということでF55 5ドアのミニクーパーにBRIDE製フルバケットシートを導入したお話でした。

 

それではまた!

 

MINIC