ブレーキメンテナンス クルマのメンテナンスは自分でして工賃節約!

こんにちは、MINICです。

我が家、9月で再渡米して丸3年が経ちました。再渡米を同時に購入したミシガンの必需品である車。妻がメインに乗るファミリーカーも中古で購入して3年が経ちます。我が家の車はクライスラー社のパシフィカ。そう、アメ車です。2017年製の車両なので当時で言うと2年落ち、46,000マイル弱の中古車を購入。

そんな我が家の愛車、今年春頃から強めにブレーキを踏むとブルブルといった振動がステアリングに伝わるように。買って3年ブレーキパッドもフルードも交換してないし、そろそろ交換せなあかんなーと思いながらも見て見ぬ振りをする事約半年。ようやく重い腰を上げてブレーキのメンテナンスを実施しました。

 

今回は前後4輪すべてのブレーキローター、ブレーキパッドを新品に交換し、ついでにブレーキフルードも交換。そして錆とブレーキダストで汚いキャリパー塗装とブレーキメンテナンスのフルコースです!!やると決めたらまずは部品調達。ブレーキフルードとキャリパー塗料は近所のmeijerで調達。パシフィカのブレーキフルードはDOT3と一般的なフルードなので値段も安い。しかも1本買えばもう1本40%OFFのキャンペーンしていたので、約1Lのフルードを2本購入。事前のチェックでリザーバータンク内のフルードが激烈汚かったので、念のため500mlの小さいサイズも購入。合計約2.5Lのフルードを準備。塗料はMINIのブレーキキャリパーを塗装した時に使ったモノと同じスプレー塗料。色は汚れが目立ちにくいブラックが良かったけど店頭に置いて無かったのでシルバーをチョイス。

ブレーキはBuyBrakes.comで前後ローター&パッドセットを230ドル位で購入。リアローターだけ在庫切れで次回入荷が来年1月とか言われたので、在庫のあるローターを代替えで送ってもらうことに。追加料金必要と言われたけど、交渉したら差額なしで発送してくれた!!やっぱりこの辺りは「言ったもん勝ち」文化のアメリカです(笑)

 

部品がそろったので交換開始です。基本妻は毎日車を使っているので、使わない日を作ってもらってガレージイン。ブレーキフルード交換も一緒にやってしまうので、ブレーキのマスターシリンダーから一番遠い右リア→左リア→右フロント→左フロントと順番に実施。

 

早速作業開始!ジャッキアップしてタイヤを取り外し。ジャッキはわざわざ日本から送った3トンの油圧ジャッキなので、巨漢ボディのパシフィカでも難なく上がります。タイヤ外したらキャリパー外して古いブレーキパッドを取り外し。キャリパーブラケット外してローターを外します。が、ローターは錆で固着していてめちゃくちゃ固い!!!急遽4ドルでゴムハンマー買ってきてディスク面を叩きます。ちょっと叩いた位じゃビクともしないので、まだ釣れぬサーモンへの鬱憤を晴らすかのように力いっぱい叩きまくります。10分位叩き続けてようやくローターが外れました。

写真はフロントのローターが外れたところ。固着した錆が打撃でボロボロ地面に落ちてます。

ブレーキローターの内側。錆と摩耗が酷い・・・。そりゃブルブルなるわ!

ブレーキパッドの新旧比較。使うにはもう限界レベルなペラペラ感・・・。

 

古い部品がすべて外れたので、今度は逆の順番で新しく部品を装着します。ハブ周辺の錆をきれいに落として新しいローターを装着し、新しいブレーキパッドをつけて古いブレーキフルードを抜き取り、最後に汚いキャリパーをシルバーで塗れば完成です。(と実際は作業中にローターが外れない、キャリパーピストン戻すツールが無い等の問題が在ったりで順序はバラバラでしたが・・・)

 

塗装したキャリパーブラケットを規定トルクで締め付け。

新しいパッドを取り付け。もちろん鳴き防止のグリスも適量塗布済み。

ブレーキフルードは古すぎて真っ茶色・・・。

完成です。新車時の様な輝きです(笑)

4輪すべての部品を交換してタイヤを取り付けたら、試運転して問題ないかしっかりチェック!!!ブレーキの効きも今までと比べると雲泥の差!カチッとしたブレーキタッチに戻り、強めのブレーキングでもブルブルすることはありません。これで向こう3年は重くてデカい巨漢ボディのパシフィカを安全に止めてくれることでしょう!!

 

今回掛かった費用は部品代だけなので約250ドル程。工賃は私の時間と体力です(笑)でもこの作業をディーラー等に依頼すると、おそらく部品代込みで1,000ドルは取られていたでしょう。それだけアメリカの人件費は高いんです(汗)そう考えるとできる範囲のメンテナンスは自分でやって工賃節約しないと車なんて乗ってられないですね。このご時世、ちょっとググってみると色んなサイトやYoutube等で詳しく手順を説明してくれているのでとても助かります。

ただ、ブレーキは命に関わる保安部品。全て自己責任も元での作業になります。ちょっとでも作業が不安だと思われたら迷うことなくディーラー等の「プロ」にお任せすることをオススメします。

 

と今回は趣味の1つである「車維持り」に関する記事でした!

 

それではまた!

 

MINIC