何事も経験!MINIにウィンドウフィルムを貼る!

こんにちは、MINICです。

さて、前回レーシングストライプを施工したので、今回は窓ガラスにスモークフィルムを貼り付けたお話です。旧相棒のF55 MINIは中古で購入した時からフロントガラス以外の窓ガラス全面にスモークフィルムが貼られていました。出来栄えから前オーナーがプロの業者に依頼して貼ってもらったであろう置き土産で、透過率が35%程度とそこまで濃くないフィルムでしたが、とても重宝したアイテムの1つ。

ところが新たな相棒であるF56 MINIの窓ガラスはThe!!ノーマル。純正のプライバシーガラスすらないので車内が丸見えです。さすがにこれではセキュリティ上良くないし、夏は日差しが暑いし、なんせ去年の様にサーモン釣りに行って車中泊するとなったら用心悪くて寝るなんて以ての外!!という事でスモークフィルムを施工します。

下の写真は旧相棒のF55 MINI。ガラス全面、薄ーくスモークが入っているのが分かるかな??

スモークフィルム、大学生の時にリアガラス(分割貼り)とリアドアに父に教えてもらいながら自分で貼った事はありますが、かれこれ20年程前のお話。その後は純正のプライバシーガラスで事足りてたのでフィルム施工なんて未経験に等しい状態です。フロントガラス以外の全面ガラスへの施工をプロに依頼すると、フィルムの種類によるけど一番安いフィルム材質でもざっくり400ドルは掛かる感じ。いやー、春が来たらブレーキローターも前後で変えなあかんしそんなお金ないわ、という事で今回もDIYです(笑)何事も経験です。

 

そうと決まればまずは情報収集から。日本人による日本のYoutubeではあまり参考にならない、と言うのもまずはどのブランドのフィルムが貼りやすいか、という貼り方以前のところからなので、アメリカで手に入るフィルムブランドを紹介しているアメリカの業者が配信している動画を参考に情報を集めます。そんな中、1つのYoutubeチャンネルを見つけ、施工方法を紹介している車にはなんとミシガンナンバーが。そのお店を調べると、なんと我が家から車で10分かからない所のお店です(笑)とりあえずここのYoutubeを片っ端から見ていくと、素人でも熱成型しやすくて練習にはもってこい、そしてフィルムの品質(クリア感とか)もよくて値段も安いというフィルムを紹介しており、実際のそのフィルムを使ってのレクチャー動画も上がっていたり。このフィルム、一番安いカーボンフィルムという種類になるけど、20インチ×100フィートでなんと100ドル以下!これならフロントガラス以外のMINIの全窓でも7回は失敗できる計算となり、コスパがとても良い!さすがに7回も失敗せんやろ~という謎の自信から、フィルム材質はこのブランドの透過率20%に決定!(旧相棒の時はもう少し透過率が低い方が良いと思っていたので、35%の1つ下の20%に)

基本的な施工方法、特に熱成型(ガラスが湾曲しているのでそのままではシワシワで上手く貼れないので、熱をかけてフィルムを縮ませながらガラス局面にフィットするように成型すること)はそのチャンネルを穴が開くほど見て勉強し、F56 2ドアミニクーパーのフロントドアの窓ガラスはフレームレスなので、これは他のチャンネルで実際にF56のミニクーパーを使ってフィルムの型取りから貼り方までレクチャーしてくれている動画を参考にして勉強。

予習と準備が整ったらいざトライ!まずは一番の難関であるリアゲートガラスから始めます。ここはガラスの湾曲が大きいのでフィルムを一枚で貼るのが素人には難しいところ。まず下準備として窓ガラスをきれいに洗っておきます。フィルムに傷が入ったり、ボディにも傷が入るかもしれないので。

 

1. ガラスの枠取り。セラミックのドットの外側をマスキングテープでなぞります。

2. ワイパーが邪魔になるので事前にリアガラスの寸法を測ってフィルムを横105cm x 縦37cmでカット。
その後車に合わせて、ワイパー部分やサイドの不要な部分を大枠でカット。
フィルムをガラスに置く前に、静電気等でフィルムがガラスにくっつき難くする為に一手間加えます。日本だとベビーパウダーを使うと動画で見ましたが、そんな物ありません。先程の参考YouTubeを見てると、洗濯物の乾燥機に使うドライシート(柔軟剤を染み込ませたシート)を使うと良いとあったので、ドライシートを軽く濡らしてガラスを拭き拭き。良く乾燥させてからフィルムをガラスに置きました。この時点でかなりのシワが入ってますが、これが熱成形で綺麗に無くなるなんて信じられませんね。

3. ここからはヒートガンを使って熱成形していきますが、まずはフィルムを仮固定するために、H字を書く様にスキージします。その後、ガラスを4分割して1区画づつ熱成形していきます。今回、右下→右上→左下→左上の順で熱成形。

4. 右側の熱成形が90%完成したところ。YouTubeの教えに則って焦らず、熱を1点に集中させない様に満遍なく温める、縦の皺を作りながらそれを熱かけて縮ませてスキージする、を心掛けて作業しました。すると綺麗にフィルムが縮んでガラスの湾曲にピタッと貼り付いています。ちなみにマスキングテープの所は最終カットの後にマスキングテープを剥がしてから最後の仕上げをします。

5. 左側も熱成形し、不要なフィルムをカットした後。どうでしょう?ど素人ながら綺麗に熱成形できました。マスキングテープ方式はすごく良くて、カッターで不要な部分をカットする際にどこまでフィルムが必要かが分かる上、カッターでガラスを傷付けにくいのでオススメです。この後マスキングテープを剥がして、最終仕上げとしてフィルムの縁に残ってるシワをしっかり熱成形していきます。(この時に油断して1箇所だけフィルムを折ってしまったけど素人にしては上出来です)

6. 予想より上手く熱成形できたのでそのまま熱成型したフィルムを内窓に貼っていきます。フィルムと窓ガラスの間にゴミが入らない様に内窓もしっかり綺麗に清掃。あとはフィルムのライナーを外してフィルムの位置合わせをしっかりしたら空気と水を抜いていくだけ。しっかり熱成形出来ていたので貼り付けはめちゃくちゃ簡単でした。フィルム縁が浮いてきたり空気が中々抜けなくてイライラする、なんてことは皆無でした。素人ながら1枚貼り出来た上、仕上がりもめちゃくちゃ綺麗。この出来栄えは大満足です。

同じ要領でリアクォーターガラスのフィルムを熱成形、貼り付け。フロントドアガラスも予習通りにフィルムを型取ってから貼り付け。

・フロントドアガラス施工前

。フロントドアガラス施工後

そして最後はフロントガラス。MINIはガラスが立っているので、太陽に向かって走る際はとても眩しいんですよね。なのでガラス上部にフィルムを貼ります。これは旧相棒からやりたかった事。

完成した姿がコチラ。初めてにしてはかなり綺麗に貼れたと思います。カットした部分の処理が甘くてちょっどガタガタになったり、少し空気やごみが入り込んだりしている部分もあるけど、窓ガラス閉まってたら見えない、よーく見ないと分からないレベルなのでここは妥協です。このあたりがプロと素人の違いなんでしょうね(笑)これでまた経験値が1つ上がりました!!そしてプロにお願いする事と比べると、300ドル以上の節約になりましたね!この出来栄えレベルなら友達の車にも貼ってあげれそうです。

透過率も濃すぎず、薄すぎずで良い感じです。パシフィカのリアガラスに入ってる純正プライバシーガラスと同じか、ちょっと濃い位ですね。

ちなみにフロントドアガラスへのフィルム施工ですが、ミシガンだと問題無いみたいですがオハイオだとフロントドアガラスの透過率が50%以上ないといけないみたい。あくまでオハイオ州登録の車両に対して、らいしけど、聞く所のよるとミシガンとオハイオは仲が悪いそうで、オハイオのお巡りさんはミシガンナンバーの車両を見つけるとすぐに粗捜しして切符を切る、なんて噂も聞きました。ホンマかどうかは分かりませんが・・・。実際他州の車でもその州の法律に準拠してないと切符切られる可能性はあるそうです。そうなるとMINIでオハイオまで釣りに行くのはある意味リスクもあるなー、Google Mapで表示されてる取り締まりポイント(お巡りさんが張ってるエリア)の手前になったらフロントの窓ガラス全開にして「何にも貼ってませんよー」って顔して走り去ろうかなー、なんて小心者の私はびくびくしながら運転してます(笑)まぁ、たまにしか行かないオハイオ釣行よりも、ミシガンの日常での快適度の方が優先順位高いので、もしオハイオ釣行時にお巡りさんに止められたらその時ですけどね!

 

という事で今回は愛車MINIへのカーフィルム施工でした。それではまた!

 

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