【Salmon釣り】ついにこの日が!Pierからスプーンでキングサーモンを狙う!!ー前編ー

こんにちは、MINICです。

先週の土曜日、キングサーモンを求めて初ジギングをしてきた所ですが、昨日有給を取ってキングサーモンを求めて再びミシガン湖へ突撃してきました!ちょうど去年の8/28にサーモン釣りを始めてキングサーモンを求めてミシガン湖に行きましたが、今回がサーモン釣り2年生となった初釣行です!その時と同じく初心に戻って(?)Pierからスプーンをぶん投げるルアーフィッシングで挑みます。

今回のポイントはミシガン湖でも北に位置するFrankfortのPier。一度行ってみたかったポイント、かつDNRのレポートでは2週間程前からPierからキングサーモンが上がり始めたとの情報があったためここに決定。

ただ、このPier、他のPierと比較しても細く、また湖から低い位置にあるので風が強くなって波が立つと大変危険な釣り場。毎年何人かは湖に落水したり、沿岸警備隊に救助されたりしているそうです。とはいうものの行ったこともないので一体どれくらいの風速だったら危ないのかよく分かりません。昔からの個人的な感覚として風速9~10mph(秒速4m)を超えると釣りにならん強い風だと思っているので、やはりFrankfortでは風速9~10mphを超える風だと近寄らない方がいいと判断。その数字を基準に天気予報と睨めっこした結果、風速5mph以下となる木曜に決定した訳です。(下写真はネットより拝借。ミシガン湖が荒れて帰れなくなった釣り人が沿岸警備隊に救助されています)

Pierからのキングサーモンは大体夜中~明け方にバイトが集中しており、DNRのレポートでも3時~7時までが良いとの事なので、自宅を12時に出発です。9時前に一度子供たちと一緒にベットに入って2時間半程仮眠します。道中、前後含めて1台も車が走っていなかったので、何かあった時(車が故障したりパンクしたり、鹿や熊と衝突したり)の事を考えるともっと早い時間に出発して現地で仮眠をとった方が良さそうだと思いました。次回からの教訓とします。予定通り12時に自宅を出て走る事3時間半強。4時前にFrankfortのビーチ駐車場に到着です。車は既に10台弱停まっています。Pier先端にはちらほら光が見えるので既に釣り人がいるようです。

【状況メモ】

・天気 :晴れ

・気温 :52℉(約12℃)

・水温 :50℉(表層温度を計測)

・風  :南東 約4mph

気温がグッと冷え込み10度ちょいと寒い。また前々日から前日早朝までの強い北風のおかげで水温も50℉まで下がっています。

【タックルメモ】

・ロッド:Shimano 18 DIALUNA S86ML 

・リール:Shimano 20 Twin Power 4000MHG

・ライン:Simano Tanatoru 4 PE1.5号 

・リーダー:Seaguar Red Label 100% Fluorocarbon 15LB

・ルアー:KO Wobbler 3/4oz Glow/Green

タックルはいつもと一緒、ルアーは定番のスプーンで色は蛍光グリーンをチョイス。

Pier先端に着くと既に10人以上の釣り人達が。防寒の為の寝袋まで持ってきてたので間違いなく徹夜組ですね。先端から沖(赤矢印)に向かって投げるのがベストだそうですが、既に入るスペースはありません。なので先端から1人挟んで内側チャネル方向(青矢印)に向かってスプーンをキャスト。

このポイントの水深は4~5m位と思われます。スプーンをぶん投げて底を取り、ゆっくりリトリーブをします。スプーンの飛距離は大体60~70m位かな?リトリーブ速度は1秒にハンドル1回転位とスローリトリーブです。2投目位に先端で釣りをしていたおっちゃんにヒット!いいサイズのキングが釣れました。徹夜組の荷物を置いてる周辺には数匹大小様々なサイズのサーモンが転がっています。という事は魚は居る&コンスタントにバイトしているということ。これは・・・今日こそ未だ手にしたことのないキングサーモンが、しかもPeirからのスプーニングで釣れる気がします!

そして釣りを開始して30分位過ぎた頃でしょうか。時刻は4時半過ぎ。ついにその時が来ました!スプーンをぶん投げて底をリトリーブしていると30m位巻いた所でゴツンとアタリが!反射的にフッキングを入れると・・・来ました!!これは間違いなくキングサーモンです!フッキングと同時に思いっきり沖に向かって走り始めます。ドラグが止まらない・・・。キングの口は堅いので、バラさない為にもしっかり追い合わせを入れます。ラインもスカマニアトラウトを釣った時と同じPE1.5 号に15LBのフロロリーダーなので大丈夫なはず。少し走ったら落ち着いたので今度はこっちの番です。無理せずにゆっくり寄せてくると魚影が確認できました。めちゃくちゃ大きいサーモンです。隣のおっちゃんがタモ入れのスタンバイをしてくれていますが、手前に来るとまた怒涛のファイトが。ドラグが止まりません。また沖に行ってしまいましたが、しばらくすると落ち着くので寄せてきます。が、サーモンもネットに入るまいと必死なのか、足元まで来るとものすごいパワーでドラグを出されます。まさに攻防戦ですが、このやり取りを合計4回した所でおっちゃんの華麗なネット捌きによって約10分位の攻防戦に終止符が打たれました!ついにやりました!!初キングサーモンです!デ、デカい。1mはあろうかという巨体です。しかもメスです!こりゃイクラ天国なはず(笑)

サイズを測るとなんと95㎝!

重量は19.08LB!フッキングもバッチリ決まっていい所に掛かってます!が、よく見るとトレブルフックの1つが折れて無くなってました。

ネットインしてくれたおっちゃんが写真も撮ってくれました。重すぎてまっすぐ持ててないですね。そして興奮のあまり手袋取るの忘れてそのまま魚持ってますね(笑)

ルアーの針を日本で調達したがまかつのTREBLE RBに交換し、傷のついたリーダーを交換したら興奮冷めやらぬ内に2匹目を目指して再開です。すると10分後位にまたコツンというアタリが!すかさずフッキングを入れるとしっかり魚が乗りました!!スタートダッシュが凄くドラグを出されましたが、今度はさっきより全然楽によってきます。足元まで寄せたところで目視した魚影を見る限る小さいサーモン。またしてもさっきのおっちゃんがネットインしてくれました。

釣れたのはキングではなくコーホーサーモン!(とネットイン手伝ってくれたおっちゃんが言ってた)コーホーも釣ったことがなかったのでラッキー!!魚影を目視した際は10分前のキングが目に焼き付いていたので小さいと感じましたが、実際は62㎝、5.35LBと立派なサイズのコーホーサーモンでした(笑)

ここで大事件が・・・。2匹目を〆てストリンガにかけようとロープを引き上げた瞬間「ドボン!!」という鈍い音が。まさかのストリンガが破損し、釣ったキングサーモンが湖に・・・。幸いにも既に〆ていたのでその場に沈んでるはず。1人であたふたしている姿にネットインを手伝ってくれたおっちゃんも気づいてライトで照らしたりしてくれますが、若干の波のせいでライトの光が反射して見えません。とりあえず落ちた場所の底にいるのは間違いないので、おっちゃんの長くてでかいネットを借りて掬おうとしますが、魚体が見えなので掬えるはずもありません(涙)おっちゃんは明るくなると見えるのでそれまで放っておこう。下手すると岩の隙間とかに入って悪化するかも知れんし、と慰めてもらいます。どうしようもないのでとりあえず3匹目を目指して釣りを再開するも、全く集中できません(笑)その上、追い打ちをかけるように目の前をジギングやトローリングのボードがどんどんミシガン湖に向かって出ていきます。つまり波が立ちまくりです。もう気が気じゃなくて釣りどころではありません(汗)まったく集中できない状態で1時間程釣りをしましたが、バイトがありません。周りはコンスタントにヒットしているので魚は居るはずですが・・・。7時前になって少し明るくなり始めた所でもう1度我がキングをチェック。するとかすかに魚体が見えます。おっちゃんが明るいライトで照らすと間違いなくキングのお腹が銀色に反射してます。魚の場所が分かったので再度ネットを借りて掬おうとしますが、思いの他水深があってネットでは届きません。少し考えた結果、もう1本持ってきていた10ftのロッドの先に2ozのメタルジグをつけて引っかけようという閃きが!10ftでも届かないのでメタルジグを沈めて底を取り、グリグリロッドを動かしていると・・・何かが引っ掛かった感触が!!ゆっくり引き上げると・・・我がキングが引っ掛かってゆっくり上がってきました!すかさずおっちゃんにお願いしてネットで掬ってもらいます。結果、無事に回収できました!救出完了です(笑)おっちゃん、何から何までホンマありがとう!

救出できた時は2匹目のコーホーを釣った時より嬉しかったですね(笑)デカくて重い魚はストリンガに掛けちゃだめですね。直接ロープを引っかけるのが間違いないと思います。また1つ教訓を得ましたね。皆さんも大きい魚を釣った際はお気を付け下さいませ。

さて、無事に救出できたのでこれで釣りに集中できます。救出タイミングも良かったのか、ちょうど「朝まず目」の時間帯。ルアー回収時に重みを感じてゴミと思っているとベイトであるエールワイフが釣れました。サイズも10㎝位と大き目のベイトです。逃がす際にふと足元を見てると、ものすごい数のエールワイフの群れが足元を覆っています。それを追うように足元でジャンプするサーモンもいます。これは最後の時合がやってきたか!?と思いスプーンを投げ続けます。すると残り20mを切った回収直前でガツンとアタリが!フッキングしますがこれは乗りません。その10分後位にまたアタリが。今度はフッキング後すぐにドラグを持っていく強烈なファイトでしたが、これは針が外れたようでバレてしまいました。よく見ると交換したトレブルフックの1本が若干曲がっています。これがバレた原因か分かりませんが、日本製の優秀な針を曲げたという事はさらに大きいキングサーモンだったかも知れませんね。日も上がったタイミングなのでこの機にスプーンチェンジ。ベイトのエールワイフと同じ様な色となるグリーンシルバーをチョイス。するとすぐにコツンとバイトの申し込みがありましたが、これも乗り切らず。

結局その後8時前まで粘るも追加のバイトがなく、足元のエールワイフも数が減ったので納竿。3回バラしましたが、朝4時から8時で2匹という満足行く釣果となりました!大事件もありましたが、無事に救出できたのでルンルン気分で帰路につきます(笑)

が、この日は有給使ってるので1日フリー。帰宅後の釣った魚の処理の時間考えても時間はまだ少しあります。せっかくこんな遠い所まで来たので、近くにあるPlatte Riverへコーホーサーモンの遡上具合を偵察に行くことにしました。Frankfortからだと15分位ですしね。コーホーの遡上はキングより1か月程遅いと言われているので、8月末の昨日は遡上はまだ早いやろな、とあくまで「偵察」を目的としていましたが、逆にFrankfortで釣れなかったらPlatte River行くつもりでいたので、ウェーダーやスポーンサック持参してるという準備周到さ(笑)これがこの後思ってもいない結果となりますが、それは別記事にあげようと思います。

写真は帰宅後、大きいキングサーモンに大興奮の次男と記念撮影。指、なんで普通の2ピースじゃなくて3ピースなん???

それではまた!

MINIC