【Salmon釣り】防波堤からのキングサーモン開幕!貴重な1本ゲット・・・のはずが(涙)

こんにちは、MINICです。

週末、日から月曜に友人家族との釣りキャンプという事で、友人とその息子君と3人で夜中の3時にテントを抜け出してManisteeのNorth Pierにキングサーモンを狙いに行ってきました。Manistee、去年は来てないので2年ぶりです。2年前は小さなミニクーパーで車中泊までしたのに、隣のおっちゃんが釣ったどデカいキングサーモンを指咥えて見てるだけのボウズ君でしたが、今回はそのリベンジなるか!?

とか思いながらキャンプサイトで釣りの準備をしてましたが、スプーンでの防波堤からのキングサーモンには時期がちょっと早い、日曜がほぼ1日中15mph以上の爆風でミシガン湖も大分かき回されていた、そして釣行時もまだそれなりの風で波も立っていたので、「多分釣れへんやろな」というヤル気の無い気持ちで現地入り(笑)駐車場には2台の先客が。先端に向かって歩いていると2人とすれ違います。やっぱり風で釣りにならんから帰るんか?と思いながら先端に到着すると誰も居ない灯台足元にロッドとネット、飲み物が置いたまま。さっきすれ違った1人は釣り具を車に取りに戻ったようですね。それでも釣り人はそのオッサン1人のみ(今回は「おっちゃん」ではなくあえて「オッサン」と表記。理由は・・・・・)やっぱり風の影響に加えて、まだ防波堤からは釣れてないのかも知れませんね。

【状況メモ】

・天気 :晴れ

・気温 :61℉(約16℃)

・水温 :63.3℉(表層温度を計測)

・風  :北北東 約10mph

・水質 :濁り有(チャネル側)

友人親子は前日の明け方も防波堤に繰り出したけど風が強くてほとんど釣りができず終い。そんな中でも1匹だけ釣れたのを見たそうなので、もしかしたら一瞬だけ時合が来てバイトがあるかも!?という淡い期待を抱いてグローグリーンのスプーンをぶん投げます。ちなみに水温はキングサーモンの適温と言われている65℉を下回った位。水温的にはイイ感じと言えるかな。

【タックルメモ】

・ロッド:Shimano 18 DIALUNA S86ML 

・リール:Shimano 20 Twin Power 4000MHG

・ライン:Simano Tanatoru 4 PE1.5号 

・リーダー:Berkley FLUORO SHIELD 17lb

・ルアー:KO Wobbler 3/4oz グローブルー

ちなみに友人は釣りはしません。息子君の付き添いのような感じです。なので釣りを始めた頃に荷物取って戻ってきたオッサンと色々話した(基本的にはオッサンが話しかけてきた)ようで、オッサン曰く「昨日1人で5本あげてるやつがいた」「もう防波堤から釣れ出してる」「南側の防波堤は低いからすぐに足元が洗われる。毎年誰か落ちて流されて亡くなってる。今年も既に1人亡くなってる」「昨日から北風なので水温が下がってきて北から魚がチャネルに入って行くタイミング。今日は風もマシやし釣れるはず」などなど。有益な情報が盛り沢山です。

先端は誰も居ないので立ち位置変えたい放題ですが、北風で波が高いので湖側(北向き)には立てません。先端から西向きに投げますが、右からの風でラインが流される、かつ波も高いので底が取れてるのかいまいちよく分からない状況です。

なので基本はチャネル側に向かって投げます。

去年の経験から防波堤からのキングサーモンは暗い内から夜明け過ぎまでにバイトが集中していると思っているので、いつバイトがあってもいいように集中します。が、チャネル側は流れが強く、また底には藻のようなゴミがあるのか針に引っ掛かって思うように釣りができません。しかも油断していると大きな波が来て足元が洗われます(汗)釣り辛いので現実逃避の如く綺麗な満月を南側の灯台と眺めながら、去年実績のあるグローブルーに変えます。

予報ではこの後8時過ぎに掛けて風が弱まります。確かに少し夜空が明るくなり始めた頃から風がマシになり、波も落ち着いてきました。そのタイミングで新たな釣り人が先端にやって来て西向きに投げていると何やらヒット!!でも小さいようでキングサーモンではないとの事。確かにキングサーモンの力強い引きではありません。でも念のためにネットを取りに行ってあげると外れたようでした。すると今まで根本側で居た数人と、我々が到着した時から居たオッサンが先端にぞろぞろとやって来ます。立ち位置はこんな感じ。

黄〇:最初にヒットしたおっちゃん

赤×:我々よりも前から居るオッサン

緑△:私

黄×:黄〇の同行者(私とA君の微妙な間に割り込み)

青△:A君

私の立ち位置は角っこなので、西向きから南向きまで色んな方向で投げれます。そして7時前、大分空も明るくなってきましたが、チャネルから流れ出てる水が茶色い事を目視。まだ水中は暗いと思い、何気なくペンライトでスプーンを光らせます。

西向きに大体60m位の遠投をかましてしっかり底を取り1秒に1.5~2秒位のスピードといつもよりゆっくり目でリトリーブします。20m程巻いた所で再度底を取る目的でリトリーブをストップし、フォール後に再度同じスピードで巻きます。すると、体に対して少し左に向けてあった穂先が・・・

ガツンとしたひったくられたような感覚と同時に持っていかれます!

き、キタ!!!油断してたのもあって向こうのパワーで半分フッキングしたような感じでしたが、しっかり追い合わせをします!

魚はしっかり乗りましたが、去年釣ったキングサーモンの様にフッキング直後の沖へ突っ走る動作がありません。小さいんかな?と思いながら少し寄せると、ヤツを怒らせたようで本気になったようです。

ドラグを鳴り響かせて湖側へ怒涛の突っ込みを開始。隣のオッサンはタモの準備を、その向こうのおっちゃんは仕掛けを上げて絡まないようにしてくれます。自分も魚について湖側へ移動しファイトすると、今度はチャネル側へ。この時の突っ走りが凄いパワーで、左手1本だけでは耐え切れず思わず右手をバッドに添えて耐えます。

この時の走りは過去一じゃないかと思う位強烈で、PEラインの色から見て多分30〜40mはラインを出されましたね。(10m間隔で色が変わるラインで少なくとも3色は変わってた)そして隣のオッサンは親切にも自分のネットを持ってランディングのスタンバイをしてくれています。

ここでようやく魚が浮いてその姿が目視できます。(リール下に写っているのがサーモン)確実に80㎝は超えてる、かつ色合いと顔つきからメスのキングサーモンです!スプーンもしっかり上あごに掛かっています。これなら針外れは大丈夫そうです。そして魚も大分お疲れになった様子なのでランディングの為に魚を寄せます。

が、1回目は失敗。網に入ったと思ったら入っておらず、再度沖に向かって突っ走ってドラグが鳴り響きます。そしてもう1度浮かせて今度こそ!!魚の姿もハッキリと見えてるので、サイズ感、そしてメスである事を確信。今度こそ獲ったでしょ!

が、またしても失敗・・・。オッサン、タモ入れ下手くそやな・・・その間口のネットやったら魚に対してちょっと小さいけど十分魚も弱ってるで・・・ なんか嫌な予感しかせーへんぞ・・・と思っていると魚も最後の力を振り絞って潜行開始。また10m程ドラグを出されます。もう左腕がパンパンです(汗)

そしてようやく観念したのか浮いてきて水面をスライディング。スタンバイしているオッサンの網めがけて魚を誘導します。

バシャバシャっと音がしてオッサンが網を上げたので勝負アリ!!やっと獲れたよ!!!

っておい!!魚は!?網に魚入っとらへんやんけ!!!俺のサーモンどこ行ったねん!!!

オッサンは「あのマザーフ〇ッキンなサーモンがよぉー、網に入った瞬間にフ〇ッキン暴れよってよぉー、そしたらスプーンのフ〇ッキンフックがネットに引っ掛かってよぉー、そのせいでフックアウトして逃げよったわぁ、F〇ck!!」と自分の網に引っ掛かった我がスプーンを外しながらほぼ1センテンスに1フ〇ッキンが盛り込まれた、センテンススプリングならぬセンテンスフ〇ッキンを撒き散らしながら言い訳をしておられましたよ。いやいや、フ〇ッキンなのはアンタやで、と言いたい気持ちをグッと抑えて、ファイト時間の約5分間、自分の釣り時間をランディングのためにスタンバイしてくれたことにまずは感謝。そして手渡されたスプーンを受け取りながら放心状態で苦笑いしながら「サンキュー」と言っておきました、ハハハ。99%は嫌味のサンキューなのは言うまでもありません。キングサーモンのヒット→ファイトとオッサンの見苦しいフ〇ッキン言い訳までの一部始終を見守ってくれてた友人親子もまさかのバラシに苦笑いですよ。

メスのキングサーモンはミシガン湖に帰って行かれましたが、これはもう1匹釣ったけどリリースしてあげたって事にしておきます。そうしないと精神的に・・・あのオッサンを恨みたくなる(笑)まぁ1匹ヒットしたという事は時合がやって来たというポジティブシンキングに切り替えます。逃げてしまったものはどうしようもないので、もう1回ヒットすればいい!という事で気を取り直してスプーンを投げます。底を取ってスローリトリーブしてると・・・今度は我がサーモンを逃がしたオッサンにヒット。マジかよ・・・。ランディングを手伝ってあげようかと思いましたが、もし万が一不慮の事故でランディングに失敗して逃がしてしまったら「このフ〇ッキンエイジアン(アジアンね)、さっきの仕返しよったわ、F〇ck!!」と言われ兼ねないので辞退(笑)結局そのオッサンはバレる事無く無事にランディング。

ランディングを終えたオッサンに近寄って「それ、さっき俺が掛けたのと同じ魚やで」「それ、俺が持ち替えるはずやった魚やで」という嫌味、つまりは言い換えると「その魚、さっき俺のを逃がしたんやからよこせ!」という気持ちを乗せて言ってやりました(笑)が、そこは言葉の裏を汲み取らない(汲み取れない)アメリカン。オッサンは聞こえないフリしてサーモンの口から針を外すことに集中されておりましたわ。そして針を外したサーモンはきっちりとポケットから自分のストリンガを取り出して釣った魚に掛けて持ち帰り。

ドス黒くなったモヤモヤの心のまま、その後も30分程スプーンを投げまくりましたが、サーモンに伝わったのかバイトは無く納竿となりました。あの貴重な1匹をちゃんと獲っていれば、キャンプサイトにあるFish cleaning Stationで3枚おろしにして、友人家族をシェアしようと思っていたのに!!あのフ〇ッキンおやじめ!!!

と、今年は8月中旬と少し早い時期でしたが、キャンプを兼ねてManisteeの防波堤からキングサーモンを狙った記録でした。8月中旬だと大体はManistee LakeやPere Marquette Lakeでのボートジギングの時期だと思いますが、逆に考えると、キングサーモンはミシガン湖からこれらの湖に既に入っているということは、通り道である防波堤からのスプーニングでも十分釣れるんじゃかないか??と思っています。そして爆風の後で水温も適温に差し掛かったコンディションだったので、「釣れたらいいなー」と軽いノリでの釣行でしたが、運よく通りすがりの大きなキングサーモンを掛ける事ができました。残念ながらフ〇ッキンおやじのせいで逃がしてしまった上に、そのフ〇ッキンおやじに釣り上げられて持ち帰られてしまうと言うオチ付き釣果でしたが、自分の中では今シーズン初のキングサーモンを1匹釣ったという事にしたので、これにてキングサーモンシーズンに突入です!天気・風・水温と睨めっこしながら今週末、来週末の釣行計画を立てたいと思っています。とりあえずこの週末はフランクフォート行ってみようかな。

それではまた。

MINIC