【Salmon釣り】最高の1日に。偵察に来たはずのPlatte Riverで入水釣行&爆釣!!ー後編ー

こんにちは、MINICです。

さて、前回の続きです。手持ちの小さいクーラーボックスに1mのキングサーモンを無理やり押し込みPlatte Riverへ向かいます。Platte River、去年の9月末に遡上タイミングを見計らって来ましたが空振りに終わった苦い経験が。この日は8月最終日なので、キングサーモンの遡上より1ヶ月程遅いと言われるコーホーサーモンの遡上はまだまだでしょう、と偵察だけのつもりで車を走らせます。去年訪れたWierのポイントはまだゲートが開いていません。確か10時にならないと開きません。ゲート前から歩くとなると結構な距離なのでWierポイントを通り過ぎてさらに下流へ向かいます。が、ゲート前の空き地は車が所狭しと停まってます。もしや???(下の写真は去年の記事より抜粋)

Wierポイントを過ぎて下流域に向かう道中にも結構な路駐がされていて、明らかにアングラーの車(ピックアップの荷台にロッドホルダー付いてたり)です。恐らく路駐して歩いて川に向かっていると推測。そして私が向かった先はボートランチ。ここも駐車場がほぼ満車でしたが、1台だけ空いていたので滑り込み。

ここはWierよりも下流側にあって川の河口のビーチにも近いポイント。ここで魚が釣れるのか分かりませんが、水も綺麗なので魚が居るかどうかが目視できると目論んで来ました。するとウェーダー姿の2人のおっちゃん(おじいちゃん)がいます。1人は川の中に、1人は帰る準備で魚をくくったロープを外している所でした。そのおっちゃんに話しかけて魚を見せてもらうと立派なコーホーサーモンが3匹釣れてます。そして川に目をやると、ちょうどサーモンの群れが下流方向へ泳いでいきました。そのおっちゃん曰く、魚は居るけどこの場所には留まっていない。上流へ向かっていくけど、まだWierが開いてないから湖へ戻っていく魚もいる。さっき見たのがWierへ向かったけどまた湖に戻っていった魚だよ。少し待ってたらまた下流からも上がってくるし、上流からも降りてくるからそれを狙ったら釣れるよ。と。

それを聞くと釣りをせずには帰れません(笑)さっそくウェーダーに着替えてタックルを変更します。ロッドやリールは同じものを使いますが、ここはレギュレーションで針のサイズ等細かくルールが決まってます。なのでルールに則って小さいシングルフックに前日に作ったスポーンサックで挑みます。

ウェーダー持ってきてたけど、中に履くラフなスウェットパンツの様なものは忘れてたので、ジーンズの上からウェーダーを着替えます(汗)まぁ小一時間位の積りやし問題ないでしょ、といざ入水!これが人生2度目の入水釣行です!準備をしている間にサーモンの群れはどこかに行ったようで、全く魚っ気が無くなりました。川の中に残ってたおっちゃんとしばし世間話タイム。そうこうしていると、おっちゃんが下流の方を指さして「ほら、魚が上がって来たよ!準備しな!魚の進行方向の少し前に落として流してあげるといいよ。目の前に投げるとビックリして方向転換しちゃうしね」とアドバイスをもらいます。

上の写真、川の奥の方が波打ってるのが分かるでしょうか?この波立ちはコーホーサーモンの群れによるものです。この群れがミシガン湖から遡上してきたのでこれを迎え撃ちます!だんだん迫ってくる大群の波はまさに圧巻です。目の前に来るまでに、少し深いポイント等でグルグル回って停滞したりもしていましたね。そして凡そ100~200匹のコーホーサーモンが目の前に迫って来たので、アドバイス通り少し前にスポーンサック投げ込んで自然にスポーンサックをコーホーサーモンの鼻先に通してやります。最初はコツが分かりませんでしたが、何度かトライしているとついにヒット!!Pierで釣ったコーホーサーモンとはまた違ったファイトで、川を縦横無尽に泳ぎまくります!自分が川の中腹に立ってるのもありますが、一度ヒットすると自分を中心にありとあらゆる方向に走り回ります。これは楽しい!!なんとか寄せて無事にネットイン!

美しい銀色の魚体をしたメスのコーホーサーモンです!サイズも60㎝位と良型です!この釣り、1匹釣ってもまだ群れがそこにいると立て続けにヒットするチャンスがありますが、釣った魚をストリンガに掛けたりしないといけないのですぐに後続を狙えないのが難点ですね。しかもこの1匹を釣った時は、こんな簡単に釣れるとは思ってなかったのでストリンガ等は車に置いたまま。急遽、川から一度上がって車に戻り、ストリンガ等を準備して再入水となりました。

1度群れが通り過ぎるとまた魚っ気がない平和な川に戻ります。おっちゃんと色々話をしていると、今度は次の陣が上流からやって来ました!が、ここはバイトがあったもののヒットまで持ち込めずに終了。おっちゃんはこの群れで1匹を追加して納竿。色々な情報やアドバイスをしてもらって感謝です。そしてここでスポーンサックが無くなってしまいました。と言うのも、使う機会はほぼ無いと見越してスポーンサックはたった3つしか作ってきていなかったのです。急遽針を入れているケースにあったトラウトビーズを使う事に。タックルはこんな感じ。針の千元から大体10㎝上位の所にビーズをペグで止めます。これを魚の鼻先に流すだけ。簡単な仕掛けですね。

川にポツンと1人でサーモンの群れを待ちます。大体15~20分に1回位の頻度で下流から上流、もしくは上流から下流へ向かう群れがやって来ます。次の群れがやってきたので新しい仕掛けで迎撃態勢に入ります。すると1投目、早速コツコツといった感触が伝わります。間髪入れずにフッキングするとヒット!!またしても縦横無尽に泳ぎまくります。今度のは1匹目のメスよりも引きが強い・・・これはサイズが期待できます。これだけ自由に泳ぎ回られても周りに誰も釣り人が居ないので余裕を持ってファイトを楽しめます。そして無事にネットイン!今度は少し大きいオスのコーホーサーモン!

これはなんて楽しい釣りなんでしょう!群れがやってくればほぼほぼ釣れます(笑)魚をストリンガに掛けて再度川の中腹で待機。すると今度はカヤックに乗った夫婦がサーモンの群れと一緒に下ってきました。そのタイミングでヒット!!が、先の2匹と引きが違う・・・ヒットしたサーモンはカヤックに向かって一直線。危うくラインがカヤックに引っ掛かる所でしたがなんとかかわしてファイトを継続。全くドラグが止まりません。20m程ラインを出されます。この感じ、おそらくスレ掛かりですね。しかもこのパワーは尻尾付近に掛かっていると予想。そうこうしていると急にテンションが抜けて今度はすごいスピードでこっちに泳いできます。この際気づきましたが、群れと一緒になって泳いでいるので群れが離れていく前に勝負を決めないといけません。こっちに近づいて来たタイミングを見計らって少し強引に寄せてネットイン。思った通り、尻尾付近のスレでした。レギュレーションではスレ掛かりはリリースしないといけないので、針を外してそっとリリースです。

そして同じ仕掛けで次の便でもう1匹追加!今度もオスでしたが、これはコーホーサーモンではなくてピンクサーモンかも??尻尾全体に黒い斑点がありますが、コーホーは尻尾の上側だけにしか斑点が無いようです。確かに他の2匹には尻尾の上側にしか斑点がありません。まぁどちらにしても楽しませてもらい感謝ですね。

これで3匹。レギュレーションで1日に持ち帰っていい数が決められており、[5 total in any combination; no more than 3 of any one species, except up to 5 coho, Chinook or pink salmon allowed.]となっているため、本日の釣果はキング1匹、コーホー4匹(もしくはコーホー3匹、ピンク1匹)の合計5匹なので問題ありません。最後のオスをリリースしてもう1匹メスを狙っても良かったんですが、時間も10時を回ったのでここで納竿。サーモンで夢のレギュレーションマックス達成です!!

帰宅後の魚の処理を考えると、最後のオス2匹はリリースしても良かったんですが、これだけ釣れてテンションが上がってしまってレギュレーションマックスを持ち帰ってしまいました。この後若干後悔しますが・・・。

最高の釣果に興奮してか、帰りの道中眠たくなることはほぼ無く無事に帰宅。ボーズの時は眠くて仕方ないんですけどね(笑)帰宅後、早速魚の処理開始です。が、特にキングサーモンが大きすぎるので外で鱗引き。こうやって並べるといかにキングサーモンが大きいか分かりますね(笑)

次男は自分と同じ位(いや、むしろ次男の方が小さい?)のキングサーモンに興味津々です(笑)

お腹を開けると・・・

たっぷりのイクラが。これを待ってたねん(涙)

と、喜びもつかの間、さすがにこのサイズは大きすぎて3枚おろしも一苦労でした。その上調子に乗って5匹も持ち帰ったので時間がかかる・・・。夕食の準備もありキッチンを占領できないので、この後妻の邪魔をしないようにちまちま空いてる時間で1匹づつ処理。夜ご飯や子供たちのお風呂、長女の習い事もあって結局5匹完了するのは夜10時位。この後イクラの処理をして醤油漬けにする作業をして寝たのは12時過ぎ。24時間稼働はさすがに疲れましたね。まぁ、調子に乗ってしまったので自業自得ですが(汗)次回からは持ち帰るのは3匹位にして残りはリリースしようと心に誓いました。

と、今回の釣行はレギュレーションマックスを達成するほど爆釣し、最高の1日となりました!この日がいつもの如くボウズなら、この週末の日曜辺りに去年も行って爆釣していたCharlevoix & Petoskeyに行ってやろうと目論んでいましたが、それは流石にやめておきます(笑)

そしてどうやら、今年のコーホーサーモンの遡上は例年よりも早いようですね。でもキングサーモンはまだPierから釣れる=遡上はまだ始まったばかりのような感じなので、よく分からないシーズンですね。去年のリベンジとして9月中~下旬にもう1度Platte Riverを訪れて遡上真っただ中のコーホーサーモンを釣りたいと目論んでいます(笑)何はともあれ、これから本格的にシーズンインするサーモン釣り。食べて美味しいのはやはりミシガン湖で釣る魚ですが、今年は川のサーモン釣りも挑戦してみたいですね。

 

それではまた!

MINIC