故障は突然に・・・給油後のエンジン始動が悪くなる

こんにちは、MINICです。

ファーネスが壊れたと思ったら今度はクルマです。いや、時系列的には逆でクルマの調子が悪くなってからのファーネス故障ですが。いづれにしても、去年から「厄年か!?」ってくらいツイてないことばかり起こってる気が・・・。厄年はまだもう少し先なんですけどね。

さて、今回はMINIの故障についてです。完全に自分用の備忘録です(笑)ミニクーパーと言えば「故障」が付き物のクルマのイメージですが、個人的には「故障」した経験はほぼありません。年式も8年落ちになったし走行距離も10万マイル目前なので色々ガタが出てきていますが、今の所大きな故障も無く元気に走り回っています。が、年末辺りに突然やってきました・・・。

ガソリンを入れに行って給油終了後、エンジン始動すると・・・メチャクチャ掛かりが悪いんです。普段ならクラッチ踏んでエンジンスイッチオンすると一発で「ブォーン」ってエンジン掛かるんですが、この時は「キュル×5、ブォーン」ってな感じでセルが5,6回回ってからのエンジンオン。この車両、メンテナンスレコード見ると一度もバッテリー交換されていないようなので、前々からそろそろバッテリー交換せなあかんかなーと思っていた事もあり、バッテリーが原因か?と思いましたが、その後のエンジンオンでは普段通り1発で掛かります。という事はバッテリーが原因ではなさそうです。

で、トラブルシューティング。次の給油時、スタンドに着いてエンジンオフし、給油前に再度エンジンオンにします。すると1発で掛かります。その後再度エンジンを切って給油後、エンジンオンにすると・・・前回同様にセルが5,6回回ってからのエンジンオン。やっぱり何かがおかしい・・・。その場ですぐにエンジンを切って、再度エンジンオン。すると1発で掛かる・・・。どうやら給油直後の1回のみが掛かり悪いという事象です。

給油量(つまりガソリンタンクの残量)によるのかチェックするため、その後の数回の給油でチェック。普段は割と残量ギリギリのメーター残り1メモリで満タン給油しているワタクシ。なので、8分割されてるガソリン残量メーターが半分+1(5メモリ)、半分(4メモリ)、半分-1(3メモリ)、半分-2(3メモリ)と細かく刻んで給油し、同じ事象が起こるかチェックします。すると、半分より少ない3メモリから事象が発生しますが、3メモリ残っているとセルは2,3回とマシ。つまり、タンク残量が少ない程エンジンが掛かりにくいことが分かりました。

これで故障事象が分かったので、グーグル先生に色々質問します。まずは日本語で検索を掛けるも、こんな事象のミニは無いようでヒットしません。なので英語で検索を掛けてみます。すると、全米ミニオーナーのサイトで私と同じ事象が発生したオーナーが質問をあげています。その回答を読み進めていくと、どうやらPurge Canistor valveと言うパーツを交換したら直るとの情報が。釣りに出掛けた先のガソリンスタンドでエンジン掛からなくなるという最悪のケースは避けたいので、すぐさま部品番号を調べて発注・交換しました。

発注してから2,3日後に届いたパーツはこちら。Fuel Tank Breather Valveという部品で、どうやらガソリンタンク内の空気量・圧力(?)を調整している部品だそう。これが壊れているので、給油後のタンク内の空気・圧力が不安定になってエンジンが掛かりにくくなるらしいです。ディーラー等のMINI専門店で純正部品を買うと130ドル位しますが、MINIをはじめとする欧州車のパーツを取り扱うネットショップで純正相当品が29.99ドル。怪しい中華製なら安くても絶対に手を出しませんが、これはBOSCH製、しかも純正品と同じチェコ製なので大丈夫と判断。でもなんでこんな価格の差があるんやろ・・・恐らくブランド価格が乗ってるんでしょうね。部品自体の品番は[0 280 142 524]。

左が新品の純正相当品で右が純正品。見た目はもちろん同じ。違うのはこの部品品番の下1桁が「4」か「5」かだけ。

交換自体は至って簡単。エンジンカバー内部にある本パーツを取り外し、新しいのを取り付けるだけ。左右のホースとコネクタ、固定具の4か所を取り外すだけなので、作業自体は慎重に進めても15分あれば完了します。多分ディーラーに頼むと診断に100ドル以上、工賃も最低100ドル以上とかなり取られることは間違い無しです。

1. エンジンルーム開けてー

2. エンジンカバー外してー

3. 壊れた部品を外してー

4. 新しい部品を取り付けて完成ー

で、肝心の交換後ですが・・・直ったようですね!交換後まだ2回しか給油していませんが、1回目はガソリンメモリが残り1、2回目は残り0とカツカツの状態で給油しましたが、どちらも1発でエンジン始動!もう少し様子見が必要ですが、90%以上直ったとみて間違いないでしょう!これでビクビクして給油しなくて済みそうです(笑)

と、今回は突然故障の予兆が出てきたMINIのメンテナンスでした。10万マイルを目前にそろそろバッテリーやスパークプラグ、足回りの交換等をしたいけど、最近臨時出費ばかりで今すぐにクルマまでお金を回せませんが、コツコツ貯めてDIYでメンテナンスしてながーく乗りたいと思います。

それではまた。

MINIC