【Walleye釣り】シーズン到来。強面のWalleye退治にいざ出陣!

こんにちは、MINICです。

 

先週1週間はカナダでの激務。いや、”激務”はさすがに言い過ぎですが、アメリカのワークライフバランスがしっかり取れた働き方に慣れてしまった、かつ基本デスクワークのアラフォーにとって毎日の広大な敷地内で、気温差の激しい屋外を1日中歩き/走り回る業務は肉体的に疲れ果て、そして毎日18時位から始まるラップアップミーティングと言う名のグダグダ会議(進捗確認して明日やる事ビシっと決まれば15分で終わる内容)にイライラ、夕食時は同僚と2人でグダグダ会議どーにかならんかな?と愚痴りながらビールたらふく飲んでホテルでバタンキュー(笑)そんな1週間で釣り情報からも離れていたせいでWalleyeのシーズンインに出遅れてしまった模様です。

Walleyeもサーモン同様、水温が下がってくるこの時期(あと3月くらいも)に産卵のため接岸・遡上してくるお魚さん。スズキに似た白身魚で、割と高級魚の部類に入るそうです。言われてみるとレストランのメイン料理でもWalleyeはなかなかいい値段していたような・・・。

そんなWalleyeが釣れるポイントを釣り仲間に教えてもらったので早速行ってきました!場所は自宅から1時間程南に走った所にあるエリー湖の佇む埠頭。これでミシガン湖、ヒューロン湖、エリー湖と五大湖のうち3つの湖で釣り制覇です!!

 

Walleyeについて事前に調べていると、接岸・遡上の時期はもちろん、月の満ち欠けも釣果に影響しているそうな。満月または新月の前後3日が捕食活性が上がるそうです。ホントかウソかは分かりませんが、アオリイカ釣りでも満月・新月時が良いと聞いた事あります。あとは風がないべた凪よりも、ちょっと風吹いて荒れたくらいの状況がいいとの事。そんな情報を見て「なるほどなー、次はいつ満月(新月)かな?」なんて思っていると、Yahoo Japanのニュースが月食で賑やかになっていたことを思い出す。確認すると火曜日がちょうど満月。でも東よりの風が強い予報。釣り場のポイント的に東風=向かい風になって釣りにならない可能性があるので火曜は断念。ちなみに平日夜に釣りに行けそうなのは火、木、金のどれか。金は土曜早朝から釣り仲間とサーモン釣りに行く可能性があったので却下。そうなると木曜と絞られた訳ですが、天気をチェックすると気温は15℃前後と暖かく風も南風、風速も10mphと絶好の釣り日和。これは行くしかありません(笑)

 

と言うことで仕事帰りにエリー湖へGo!!木曜はオフィス出勤日なので自宅には帰らず直接釣り場へ向かいます。ド平日、かつ前の週のカナダ出張の為仕事が溜まっていたのでお昼休憩を15分で済ませてその日の仕事をしっかり片づけ、4時半過ぎに出発。帰宅ラッシュに捕まるかな?と思っていました案外混んでおらず予定通り1時間程で到着。平日の5時半過ぎですが、Walleyeシーズン真っ只中なのか釣り人がいっぱいです。教えてもらった1級ポイントにはすでに所狭しと人が入っているので、1級ポイントから少し離れた場所へ。

 

【状況メモ】

・天気 :晴れ

・気温 :62℉(約16℃)

・水温 :51℉(実測ではなく予報での値)

・風  :南の風 約10mph

 

【今回のタックル】

・ロッド:Daiwa INFEET X'TREME EG80M

・リール:Daiwa 2009 CALDIA 2506

・ライン:Simano Sephia 0.8号

・リーダー:Seaguar Jr. 2.0号

・ルアー:BOMBER Jointed Long A B15J

日本で使ってたエギングタックルをそのまま使用。ロッドもリールも12年前位に購入・使用している骨董品。メインのPEラインもかれこれ5年前に購入して巻いたもので劣化が心配でしたが、案外問題なく使えました。

 

とりあえず場所確保できたので準備をしていざ実釣開始です。今回Walleye釣りを始めるにあたってルアーのみ準備。ミシガンのWalleye釣りには鉄板と言われるBOMBER Jointed Long A B15J、カラーはレッドヘッド、ブラックシルバー、ファイアタイガーの3本のみ準備。釣り始めはなんとなくファイアタイガーをチョイスして釣り開始。

 

釣り方は至って簡単。ミノーをできるだけ沖にキャスト。着水後糸ふけを取り、2~3巻き程高速で巻いてミノーをしっかり潜らせます。その後は1秒間に1回転程度のスローリトリーブするだけ。ですが、次々にWalleye狙いの釣り人がやって来るので隣との距離は2m間隔。右から吹く風にルアーが流されるのでキャストにも神経使います。Walleyeは1日中釣れるそうですが、どちらかと言うと夜行性の魚のようで夜の方がよく釣れるそうです。なので日がある間は周りの観察とポイントのチェックに注力。このポイント、水深は2m程と浅く、手前(約10m位)はかけあがりになっていて更に浅い・・・。そのままミノー引いてくると根がかりしてしまいそうなので、ある程度巻いてきたらロッドを立ててあまりミノーが潜らないように調整してやる必要があります。

 

日の入りを背中に感じながら釣りをしていると、2個右隣のおっちゃんにヒット。サイズはまずまずですがWalleyeです。魚が居ることが分かったのでやる気が出てきます。キャストポイントも5m程しか離れていないので、釣れる確率は高いはず!!と期待を込めてキャストを続けるもアタリはありません。1級ポイントで釣りしているおっちゃんにもヒット。やっぱり場所が大事なんやね・・・。

そうこうしていると日が暮れて辺りは真っ暗に。(とは言いつつ埠頭に等間隔で設置されている照明が明るくてヘッドライトは不要なくらい)帰りの時間を考慮すると釣りは7時過ぎまでと短時間勝負。サーモン釣りは丸ボウズを喰らいまくっていたので「またボウズか?」と気持ちが焦ります。と、そこへ追い打ちをかけるように左隣の太ったレゲエ頭の兄ちゃんにヒット!これ、サーモン釣り1発目とおんなじ感じやん・・・と思いながらも釣れた兄ちゃんのルアーを観察。するとシルバー系のミノーだったので、即座にルアーをブラックシルバーへチェーーーンジ!!あとはその兄ちゃんの巻き速度を観察していると、私のスローリトリーブよりもさらに遅い速度でリトリーブ。なるほど、コレか!と思い私もスローリトリーブからデッドスローリトリーブへ。

 

ルアーチェンジとリトリーブ速度を変更して3キャスト位した時、手元に「ブルブル」と言った手ごたえが。即座にフッキングを入れます。ヒットです!竿が曲がりますがそんなに走らない。Walleye釣ったことないしそんなに走らない魚と聞いておりましたが、なんか違和感。ブラックバスでももうちょっと引いたと思うけどなーと思いながら寄せてくるとちゃんとWalleyeでした(笑)サイズは45~50センチ位とまずまずなWalleye。初Walleyeです。ストリンガに掛けてしっかりキープしておきます。

 

2匹目を目指してその後もブラックシルバーを投げ続けるもアタリは無し。そこでまだ使っていないレッドヘッドへ交換です。濁った水には白いボディ&赤い頭は目立つでしょう!と言う想像の元キャストを続けます。タイムリミットまであと10分程になった頃、キャスト、着水して5巻き目位でしょうか、「コツコツ」とルアーのリップが底に当たったかのような小さな感覚が。シャローエリアにはまだ到達してないぞ?と思い、疑わしきは合わせ!がモットーなので即座にフッキングします。すると竿が大きくしなってドラグが出ます。これはデカい・・・。周りもデカそうなのが分かった様で仕掛けを回収して待機してくれます。Walleyeの口は堅いそうなので追い合わせを入れます。が、この追い合わせをした瞬間テンションが抜けてバレてしまいました・・・。しかも外れたミノーが自分目掛けて飛んでくるという・・・。危うく自分を釣るところでしたが回避。気を取り直してもう一度同じポイントへキャスト。着水後同じく5巻き位した時、同じような小さな「コツ」というアタリが。今回はアタリと確信を持って鬼フッキングを入れます。するとさっきと同じように竿が大きく曲がり、ドラグもぐんぐん出ていきます。2個左隣の兄ちゃんは「またかよ!!」と悔しがっていましたね(笑)今度はバラすまいと慎重にやり取りし、無事にランディング。

 

デ、デカい・・・これはなかなか良いサイズのWalleyeです。デカいのが上がったぞ!と周りの釣り人が寄ってきます。(この時間めっちゃ気持ちいい 笑)釣ったルアーや色を聞いてきたり、どの辺りでヒットしたか色々質問責めにあいます(笑)

 

サイズを測ると約62cm、重量は2.3Kgと良型のWalleyeでした。デカい魚程アタリが小さいのはアメリカでも同じですね。結局1時間半の釣行で2匹、しかも1匹は良型サイズということで大満足。満月の前後で釣れるというのはあながち間違って無さそうです。タイムリミットの7時過ぎでしたので納竿となりました。片付けや魚を〆ていると、2個隣で悔しがっていた兄ちゃんがやってきて「もう帰るならその場所入っていい?」と聞いてきたので快く譲ってあげました。リーリングスピードも遅くしたらヒットしたよ、と教えてあげたのであの後釣れていたらいいなー。

 

子供達には2匹目釣ったことは内緒だったので帰宅後お披露目。初めて見るWalleyeに興味深々です。長男はWalleyeにもイクラがあると思っていたらしく、「そのWalleyeはオス?メス?」と質問が(笑)息子よ、イクラはサーモンのメスからしか採れません。

 

ささっと夜ごはん食べた後、釣った2匹を捌いていきます。Walleyeは強面の顔に鋭い歯の持ち主ですが、その容姿とは裏腹に身は透き通るような白身でフライにすると美味い魚のようです。そしてWalleyeの楽しみの一つにチークミート、いわゆるホホ肉があります。良型サイズからはなかなか良いサイズのチークミートが取れました。2つしかありませんが・・・。また食べていないので味の方はこれからですが、高級魚で美味い魚と言われているだけに食すのが楽しみです!!

 

と、今回はサーモンから少し離れてWalleyeをゲットしてきました。まだまだ釣れるようなので時間を見つけて再度チャレンジしたいですね。

 

それではまた!

 

MINIC