【アメリカ永住権】グリーンカードを申請するーI-140とI-485の申請

こんにちは、MINICです。

グリーンカードプロセスの第3弾です。第3弾とか言いながら前々回に指紋採取、前回にI-693の2記事をあげているので正確には第5弾か・・・。それはさておき、第2弾でETA9089(通称PERM)がCertifiedされたのが2023年10月下旬。ここから次ステップ、と言うか最終関門であるI-140とI-485の準備を始めました。今回はその準備と実際に申請書を提出した2024年2月までの内容です。なお、私のケースではI-140とI-485は同時申請でした。ケースによってはI-140が承認された後にI-485を申請する人もいるとのことなので、あくまで同時申請した際の時系列です。

I-140(雇用主の審査用フォーム)とは

スポンサー企業が労働局が定める規定の給料を払うだけの経済的能力があるかどうかが審査されます。この工程にて、スポンサーとなる雇用主はオファー賃金への支払い能力があることを裏付ける証拠書類として、法人単独の税務申告書、年次報告書、または監査済み財務諸表のコピー等を提出しなくてはなりません。なので、I-140に関しては会社側が必要書類をまとめて作業してくれます。

なお、追加費用を支払えばPremium Processingという特急申請のオプションがあります。Form I-140の申請書類が受理された日から15日以内に手続きされるため、手続きにかかる期間を大幅に短縮することができます。お金があれば選びたいオプションですが、数千ドルはするので我が家はスタンダードプランで進めます。

I-485(申請者それぞれの審査用フォーム)とは

Adjustment of Status(AOS)と呼ばれる、非移民ビザから永住権へステータスを変更するプロセスです。申請者である私と妻、長女の在留資格/ステータス変更の申請書であり、申請者に永住権を与える資格があるのかどうか、経歴や犯罪歴、健康状態などをチェックするものです。

先述した通り、I-140の申請と並行してI-485を申請できますが、そのメリットとしては、I-485の審査開始タイミングがI-140が承認されたらすぐに開始される点です。これによって少しですがグリーンカードを入手できるのは早くなりますね。反対にデメリットとしては、I-485を作成開始するには先に経費を払う必要があり、もし万が一I-140が却下されてしまった場合、I-485の為に支払ったお金が無駄になるという点です。我が家の場合、会社の規模やこれまでのグリーンカード取得の実績からI-140が却下される可能性はほぼ無いということ(と思う)で、何も言われること無く同時申請となりました。ここは申請状況や背景によりけりなので注意が必要ですね。

I-485に対する必要書類は覚えている範囲で下記となります。家族分準備しました。

・現在のEビザスタンプのコピー/スキャン

・戸籍謄本

・婚姻証明書(戸籍謄本で代用)

・現在および過去の米国移民関連書類のコピー(前職のLビザ発行時に発行されたI-129とI-797)

・最新のI-94

・パスポートの全ページのカラーコピー/スキャン

・米国パスポート用写真6枚

上記以外にはオンラインベースで仕上げる質問書を家族分含めて仕上げる必要があったので、それなりに時間を要しました。

 

時系列的には、ETA9089がCertifiedされた2023年10月下旬からI-140とI-485の必要書類準備に取り掛かりました。I-140/I-485の申請(書類を提出)したのが2024年2月5日。この約3ヶ月間で上記に挙げた必要書類の準備と質問書への回答を仕上げますが、実際には書類準備や質問書への回答には1ヶ月もいりません。じゃあ何に時間がかかったのか?それはI-696の準備お金の準備の2点です。I-696に関しては以前に上げた記事をご参照下さい。

kzmichigan.hatenablog.com

お金の準備に関してですが、グリーンカードプロセスを開始してこのタイミングに至るまで、私個人のポケットから1ドル足りとも出て行っていませんでした。それは雇用ベースでの申請なので、ここまでのプロセスにおいては従業員である私個人、そして雇用主である会社に対する申請だったため。なので私個人に対する費用は全て会社が面倒を見てくれているから。が、しかし。I-485は申請者全てに対して書類準備等の作業が必要になります。つまり、扶養家族でグリーンカードが必要な妻と長女の分も一緒に申請する必要があります。妻と長女に対する費用はもちろん会社は面倒見てくれませんので、自分で支払う必要があります。(今のEビザを取得するときも同じ対応でした)

この申請にはなかなかの大金が必要となります。我が家の場合、妻と長女2人で合計5,995ドル!!雇っている弁護士等によって金額は変わってきますが、中々の大金ですよね。家買ってお金が無い、さらに円安で日本円を持ってくるには最悪な状況の中で6,000ドルを準備しなければいけなかったので、この費用を工面するのに若干時間が掛かってしまいました(汗)費用を準備する過程で、弁護士と話をしているとオプションがありました。それは"with Work and Travel"にするか、"without Work and Travel"にするかというもの。これについては後日、別記事にあげたいと思います。

そんな感じで1月半ばにI-696を提出し、なんとかお金の準備もできて無事に支払いが完了したため、2月5日にI-140/I-485を同時提出。I-140に関しては約1週間後の2月13日に承認されたと連絡がありました。数か月掛かると思っていたので、めちゃめちゃ早く承認されてラッキー!!という事で、あとはI-485の承認を待つのみとなります。

それではまた。

MINIC