【アメリカで家を買う】その8 ー ローン申請と資金繰りー

こんにちは、MINICです。

家を買うシリーズ第8弾。前回はオファーが通って無事にインスペクションも終わったので、次なる工程はローン申請です。まずどうやってローン会社探すの?から始まりましたが、無知な我が家はリアルターさんから紹介してもらったローン会社を使う事にしました。今思えばここでしっかり他のローン会社と相見積取って金利の交渉をすべきだったと後悔してますが・・・。

我が家が家を購入した2023年の初夏はインフレのせいで金利もかなり上昇途中。本来ならこんなタイミングでローン組んで家なんて買うもんじゃないとは思いますが、色んなタイミングや事情が重なり、また縁もあって今の家を買う事になりました。家の価格は大分落ち着いていたので、あとは金利が下がるタイミングを見てって所でしたが、アパートの契約期間や家賃上昇の関係もあったので、翌年から金利が下がり始めると予想されていることを信じて・・・。

と、まずはローンが本当に借りれるのか審査してもらう必要があるので、要求された下記書類を提出。

1) ローン申込書
2) ソーシャルセキュリティ情報開示を許可する委任状
3) 身分証明書(運転免許証)
4) 直近1ヶ月の給与明細書
5) 直近2年分のW-2 Form
6) 直近2ヶ月の銀行取引記録(Bank Statement)
7) 住宅保険担当者の連絡先
8) ギフトレター

1)&2) 担当者が送ってくれる書類を印刷してサインして送り返せばいいだけです。しかも原本じゃなくていいのでスキャンしてEメールで返信するだけ。

3) 私の分と妻も分もスキャンして送付。

4) 会社のシステムからダウンロードしたPDFを送付しました。

5) 我が家は2年分のW-2があったのでスキャンして送付。2年分無い場合は恐らく日本の源泉徴収票とその英訳を提出しないといけないかと思います。

6) 銀行のオンラインからダウンロード。

7) この時点で決まっていなかったので後日連絡。

8) そして一番ややこしかったのがこのギフトレター。これは、頭金やクロージング費用のために日本円から換金したドルを国際送金したのですが、提出した直近2か月分の銀行取引記録に送金記録が残っていたために提出しなければいけなかった書類になります。名目上、「妻からのお祝い金」みたいな書類になっていますが、これをしないとローンを通すためにこのお金がどうやって作られてなぜ送金されたのか、等々を追加説明しないといけないらしいです。(実際のところよく分かりませんが・・・)そしてこの送金のためにタイトルカンパニーへのクロージングコストの支払いは、妻からしないといけなくなりました。共同名義にしている銀行に登録されている妻の情報が古い情報だったので、クロージングコストを払う日になってパスポートを取りに帰ったりとバタバタしてしまいましたね。これに関しては未だによく分からないプロセスでしたが、言える事は、大きなお金の送金は前もって(取引記録に残らない内に)済ませておくべきですね。

そんな感じでローンの審査自体は比較的スムーズに通り、無事にローンが借りれることになりました。ちなみに30年固定金利ローンです。返済期間が短い15年固定金利の方が金利が安いはずですが、もちろん月々の返済額が多くなります。この時点でそんな余裕はないのでとりあえず30年固定金利にして、余裕ができれば繰り上げ返済や、金利がある程度下がったタイミングでリファイナンスをするという作戦です。そして金利に関しては下記2通りのオプションが提示されました。

①  金利は高いけどクロージングコストが安い(=持ち出しの現金が少ない)

② ①に対して金利は0.5%安いが、クロージングコストが$4,000高くなる

一見すると②の方が金利が0.5%安いのでこちらの方が良いように見えますが、0.5%の金利分の差が月々130ドル程だそうで、これでクロージングコストの差額4,000ドルを割ると30か月(=2年半)となります。2年半後もずっと同じ金利で返済を続けるなら間違いなく②ですが、2年半の間に金利は間違いなく下がる(この時点で年末か年始辺りには下がり始めると予想されていた)と予想されていたので、様子を見て金利が下がったタイミングでリファイナンスをすることを前提に、①をチョイスしました。金利が早く下がることを今か今かと期待しているのに中々下がらないですが・・・。ちなみに金利は日々変動しているので、どのタイミングで金利を固定(Lock)するかが悩み処です。明日になったら下がってるかも知れないし、上がってるかも知れない。ここは担当者としっかりコミュニケーションを取って市場動向を確認しなければいけません。我が家の場合、タイミング的に上昇気流に乗っているタイミング、かつ担当者から翌日には0.2,3%上がることがほぼ確実と教えてもらったので、上がる前の金利でLockしてもらいました。

という事で今回は我が家のローン審査についてでした。先にも書きましたが、ローン会社を決める際にしっかり他のローン会社や銀行と相見積を取って条件の良い所を探すべきだったと猛反。とは言っても後の祭りなので、金利が下がるであろう近いうちに予定しているリファイナンス時にしっかりと相見積を取って金利や手数料が安い所を探そうと思っています。

それではまた。

MINIC