一戸建ての宿命・・・黄色くて可愛いアイツを退治する!

こんにちは、MINICです。

ようやく寒い冬が終わって暖かい春がやって来たと思ったら、最高気温25℃超えと夏日がやってきたミシガン。もうちょっと春の時間が欲しい所ですが、この時期は決まって寒暖差の激しいミシガンには難しい要望なのかも知れませんね。

そんな春なんだか夏なんだか分からない気候と言えば、毎年この時期に現れる黄色くて可愛いアイツ・・・タンポポの季節がやって来ました。今までのコンドミニアムの賃貸だと全く気にした事がなく、むしろ「黄色の絨毯になってて綺麗なー」なんて眺めてた日本でもお馴染みの花ですが、一軒家オーナーとなった今年からは駆除対象に。タンポポ、アメリカでは「雑草」に部類されます。青々と茂って綺麗に整えられた芝生にとって、黄色いコイツは害でしかありません。庭を綺麗に手入れされているお宅には1本たりとも存在してませんが、庭を放置しているお宅はまるで黄色の絨毯の如くタンポポが生い茂っております。タンポポを放置すると綿毛になり、四方八方にその種が飛んでいきます。これは庭を綺麗にしているお宅からすると迷惑以外の何物でもありません。そして景観を大事にするアメリカなので、あまりに放置していると市から警告がある地域もあるそうです。また、芝生を綺麗にしていない=景観が損なわている、となりその辺りの土地(家)の価値が下がるそうです。まさに連帯責任ですな。我が家の芝生も手入れを「放置」している貧相な状態ですが、さすがに市からの警告は受け取りたくないし、ご近所さんから「あの家だけやで・・・」と白い目で見られたくありません(まぁうちのご近所さん宅もそこまで綺麗に手入れしていないので同レベルですがw)

ということで、この日曜は午後から庭のタンポポ退治に時間を費やすことに。そもそも雑草だらけの我が家のバックヤード。前のオーナーさんが犬・猫を飼っていたこともあって全くと言っていい程手入れはされていなかった様子。犬や猫を飼ってると薬剤とか使えないですからね。幸いにも(?)我が家のバックヤードはフェンスで囲われているので、庭の汚さはよそ様からは見えにくい(笑)でもフェンスを越えた裏の2軒は業者を雇っていて芝生が超綺麗。やっぱり業者に頼むのが一番ですが、そんな資金もない、かつ家を買って初めての春という事でまずは自力でタンポポ退治をすることにしました。何事も経験ですからね!まず最初は前オーナーの置き土産の除草剤を使いました。こんなやつ。(ネットより拝借)

確か先々週の日曜に咲いてるタンポポにスプレーして1週間後の昨日チェックしましたが、あんまり効果は見受けらず。確かに弱って「シュン」となっているけど、枯れるに至らず。除草剤も中々な値段がする上、タンポポの数が半端ないので、こうなったらスコップ片手に肉体労働です(笑)タンポポや雑草を根こそぎ抜くためのツールも売られてますが、金属製のしっかりした商品は中々いい値段しているのでまずはスコップでの退治を試します。

タンポポは根こそぎ抜いてやならないと根からまた成長してくる生命力の強い雑草ですが、根が深いので根こそぎ引き抜くのが中々難しい。生えてるタンポポの近くにスコップをぶっさして周辺の土を掘り起こし、根っこをつまんで引っこ抜くという原始的なやり方で退治していきます。根を切らないように注意はしますが、大体は根っこの途中から「プチ」と切れて地中に根っこが残ってしまいます。中には根こそぎスコっと気持ちよく抜けるものも。

土から出ている葉や花の高さ以上に根っこが長い。タンポポ以外にも雑草だらけのバックヤード。むしろ芝生と思ってるのも全部雑草ちゃうか?と思うほど手入れのされていないキッタナイ庭ですが、逆に「少々失敗してもいいや」って開き直りながら黙々とタンポポを退治し続けます。下の写真は5ガロンバケツより手前(左側)まで終えたところ。まだバックヤードの半分終えていないですが、この時点でバケツ一杯のタンポポを駆除。でもまだ奥側には一杯タンポポ咲いてますね(汗)花が咲いていないのも多数あるので大変です。

視点を変えて撮影。こっちは退治が終えた面。オオイヌノフグリという紫色の花の雑草やよくわからない他の雑草も多数残ってますが、この日はとりあえずタンポポだけをターゲットに。

夕方6時前まで頑張った成果がこちら。

5ガロンバケツに山盛り!バケツ内部は足で踏んで圧縮しているので相当な数のタンポポを退治しました!!多分200本は抜いたはず!

それでも全面終えることができず・・・。あと少し残っていますがこの日はタイムアップ。退治した8割位は地中に根っこが残ってしまいましたが、またすぐに生えてくるという事はないと思うので今後の状況を観察しようと思います。

この後バケツやスコップ、長靴を表のガレージ前で洗い、退治したタンポポをリーフバックに入れ替えたりと片づけをしていると、フロントヤードのタンポポが気になる・・・。前日の土曜に咲いてる花や蕾をちぎり取って見た目だけは綺麗にしたはずやのに、1日でまた相当数のタンポポが咲いてる・・・恐るべしタンポポ。という事で表は根っこから引き抜く時間も元気もないので、とりあえず咲いてる花と蕾、そして綿毛になってしまってるものを手で引きちぎっていきます。綿毛は種を飛ばさないようにリーフバッグに直行。これで種の飛散は防止できますからね。そして母から「お父さんにご飯やでって呼んできて」とお願いされた子供達ですが、出てきた頃には晩ご飯と呼びに来た事をすっかり忘れて「お父さーん、何してるのー?」「僕も手伝うー」と(笑)そんな子供達にお願いしてタンポポと綿毛を引きちぎってもらったので、とりあえず客観的に見た感じは「お、この家は手入れしてるやん」となりました(笑)よく見ると雑草だらけですが、見た目良ければ全てヨシ!そして次男は10本程ちぎった綿毛をまとめてフリフリしてきっちり種を飛散させてましたが・・・(笑)

朝からの雨で土が柔らかくなっていたので大分作業しやすい状況でしたが、それでも手作業で抜いていったので寝る前には全身筋肉痛(笑)特に指が・・・細い根っこを摘まみながら、できるだけ根っこを切らないように絶妙な力加減で根を引き抜いていたので握力はゼロに。これは50ドル出しても専用ツールを買う価値はありそうですわ。買ってみて役に立たなさそうなら返品できますからね(笑)

とりあえず今週中に残りのエリアのタンポポを退治予定。タンポポ退治がひと段落したら他の雑草も引き抜こうと思います。タンポポ抜いたことで結構ボコボコになってしまった裏庭ですが、他の雑草も抜いたらさらにボコボコになると思うので、除草作業を全て終わらせてまずは下地を作りですね。雑草のない下地を作ることができたら、厚みのある青々した綺麗な芝生を目指そうかと思います。

タンポポ退治、そして庭作りは続く・・・

それではまた。

MINIC