トランプ政権下でビザ取得!アメリカ移住の経緯②

 

こんにちは。MINICです。

 

さて、前回の続きです。

前回書いた通り、元々5年任期の駐在が約2年半と半分の期間で終わってしまったアメリカ駐在。私の場合、2年半、つまり3年目って色んな事が分かってきて一番楽しくなるタイミングだったんですよね。

文化も英語も仕事メンバーも分からず、プライベートも車の運転から買い物、病院までとにかく色んな事に対して「慣れる」事に徹底した1年目。

英語がそれなりに理解し、話せるようになって仕事の仕方もなんとなく分かってくる。さらに同僚と世間話や趣味の話ができるような間柄になって、ようやくアメリカ生活に慣れてきた2年目。

そして駐在員としての役割の中で最大限貢献できるような立ち回りが社内外できるようになり仕事もプライベートも充実。この頃になると米人同僚と2人で飲み入ったりと、さぁ、これからやで!っとアメリカ生活を楽しんでいた3年目。

そんな中突然の帰任命令。正直、とても不本意な帰任なのでやり残した事が多く不完全燃焼状態。なので帰国直後は「もっとアメリカで仕事がしたい」という気持ちが強く、現地企業へ転職することで戻れないか?と色々模索していました。

 

前社には大学卒業後就職してから11年間勤続しており、日本国内でも転職した事がない「典型的な日本人」がどうやったらアメリカの現地企業に転職できるんや?って所からでした。インターネットで色々検索しましたが、駐在→本帰国→現地採用で再渡米と言った特殊(?)な経歴を持つ人の情報はほぼありませんでした。(駐在員から本帰国せずにそのまま転籍して現地採用されるといった人は結構いましたが)

とりあえずResume(履歴書)を書いてアメリカの転職サイト(日本で言うリクナビNextみたいなの)に登録。頑張って書いたResumeと共に、一番大事な「ビザサポート必要」という事をしっかり明記した上で公開設定にしておきました。

そうすると色んなエージェント(ほとんどはインド人らしき名前)から「このエリアでこのポジションがContractであるけどどう?」みたいなダイレクトメールが届きますが、ほぼ100%は「合法的に就業できる」「ビザもしくはグリーンカードは必須ね」と。

いやいや、「ビザサポート必須」って書いてるでしょ!と言いたくなりますが、多分この手の人たちは数打ちゃ当たる精神で手当たり次第メール送ってるんでしょうね。速攻で全てゴミ箱行きにしてやりました(笑)

 

そんな感じで2018年の夏頃から11月末頃まで色々活動していましたが、当時のトランプ政権のためにビザ発給が非常に厳しくなっており、わざわざビザサポートしてまで日本人を呼び寄せるような企業は皆無でした。

もちろん、自分のスキルが活かせそうな企業(例えば当時のFCAやNISSAN、その他自動車関連のサプライヤ)のオープンポジションを日々チェックし、スキルとポジションにマッチしてそうなものには自分からResumeを送付したりもしましたが、やはり最大のネックである「ビザ」で全て撃沈。


そんな中、10月頃にエージェントから「1社だけビザサポートありますよ」という連絡を頂き、即答で応募しますと返答。が、翌日になって「やっぱり現在ビザ発給が厳しい状況なのでサポートは保留となりました」と通知が・・・。
トランプ前大統領の移民政策はかなり強力で高い壁となっていました・・・。

 

この頃になると、さすがにトランプ政権の間は自力でビザサポートしてくれる企業を見つけるのは難しいと悟ったので、少しアプローチを変えることに。直接現地採用を目出すのではなく、日本国内で転職した後その転職先企業からアメリカへ再度駐在できるような企業を探すことに。

少し前に転職活動をしていた友人に早速エージェントを紹介してもらい、国内転職活動を開始。アメリカに支社があり、アメリカと仕事する機会が多く、かつスキルや経験値がマッチする企業を複数社紹介してもらい、その内2社に応募してみることに。

内1社は内定を頂き、給与条件もとてもよかったのですが、この会社はこれから日本に力を入れていく為の人材募集なので、アメリカへの駐在機会はほぼ無く、逆に長期出張があるという感じ。そうなると元々の転職活動目的から外れており、とてもその目的は達成できそうにないと判断したため辞退させて頂きました。

 

そんなこんなでアメリカへ戻る為の転職活動はなかなか上手く進まないまま、アメリカはサンクスギビング、クリスマスと休暇に入り、転職活動も開店休業状態に。モチベーションも徐々に下がってきて、「この状況じゃ多分戻るのは無理そうやなー」と諦めモードに突入。そのまま2018年が幕を下ろしました。

 

と、今回は本帰国してから約半年間、アメリカ復帰を夢見た転職活動の一部でした。

この後、半ば諦めモードとなった転職活動に加え、家族含めて日本生活も慣れてきてもういいかな?と思い始めた矢先、なんとトントン拍子にアメリカ転職の話が進むことになります。

人生何が起こるか分かりませんね。

 

MINIC