トランプ政権下でビザ取得!アメリカ移住の経緯④

こんにちわ。MINICです。

 

さて、前回の続き、最終章です。

オファーレターにサインをして提出したので、ここからはビザ申請のプロセスに入ります。オファーレターにサインをしたという事は、当たり前ですが今勤めている会社を辞める事になります。国内転職であればこの時点で会社に辞める事を申し出て、退職日等の調整を始めると思いますが、私の場合そうはいきません。就労ビザが我がパスポートに貼り付いて手元に来るまでは油断できません。

アメリカ移民局から認めてもらってビザが下りなければ渡米できず、オファーも取り消される可能性もあります。辞表出した後にビザ下りませんでした、オファー取り消されました、となる家族全員で路頭に迷うことになるます(汗)なので、会社には何もしてませんよ?的な顔してばれないように水面下でビザ申請。

 

駐在が決まった際のビザ申請は、必要書類を全て会社の人事へ提出し、人事が移民弁護士とやり年しながらビザ取得をしました。が、今回は全て自分で進めることになります。と言っても、新しい会社が利用しているビザ用システムを使って、そこに必要書類をアップロードして移民弁護士とやり取りを行う感じでした。

申請費用については、私の分は会社が費用を負担してくれますが、家族(妻と長女。長男は米国生まれで国籍持ってるのでビザ不要)の分は自己負担です。会社からすると社員しか面倒見ないというスタンスですね。渡米費用(飛行機のチケット)もそうでしたね。

 

ビザ申請自体は3月半ばから始めて移民弁護士と色々やり取りをしながら、ビザの書類が出来上がったのが6月半ば。約3ヶ月かかりました。(当時の仕事やプライベートの状況もあったので結構のんびりしていた)
その後米国大使館に面接予約をしていざ面接。面接については駐在時に経験しているけどビザの種類が違うのでちょっと心配でしたが、何事もなくクリア。無事に7月半ばにビザを取得することがきました。

 

ビザ取得が完了すると、それまでは何の連絡もなかったもう現会社のHRから「いつから渡米して仕事初めれるか?できるだけ早く渡米してほしい」と猛プッシュ!当時の上司に会社を辞める事を打ち明け、受け持っていた業務内容の進捗状況や引き継ぎをどうするか?期間は?等色々相談。プライベートでも妻も仕事を辞めるタイミング、子供達の保育園の行事等があったので、その辺りも考慮した上で退職日を決めて退職に至りました。退職日が決まると渡米の日程も決まってくるので、それに合わせて荷造り開始。車を買ったりアパート決めたりと生活基盤を整えるために8月末にまずは1人で渡米することに決まったので、自分と一緒に飛行機で持っていく荷物を最大限にスーツケースに詰め込み、私の荷物や当分使わなくてもいい物を船便の第一便として発送する準備を開始。2018年の夏、クソ暑い中アメリカ届いた船便のダンボールを開けて片付けしてたのに、2019年の夏は同じくクソ暑い中船便で送るダンボールに荷物を詰めていましたね(笑)

 

そして3年前のちょうど今頃、9月のレイバーデイ明けから現会社で現地雇用社員として入社。約2か月間ホテルで暮らしながら車購入、アパート探しをして、10月末に早速1週間の有給を使って家族を迎えに一旦帰国。日本で済んでいたアパートや妻の車の売却、引越し作業等を終え、再び家族と共にアメリカへ。

 

こんな感じで、本帰国して1年3ヶ月ですが、再びアメリカでの生活がスタートしました。しかも今回は期限も無ければ雇用保障も無し。つまりいつレイオフされるかも分からない現地雇用社員。
今思い返すと、引越費用や渡米にかかる飛行機代、車や住まい等全て自費なので出費がかなりかさみました・・・。駐在員はなんて恵まれてたんや・・・と改めて実感しましたね。
そしてアメリカで駐在員としてオフィスに日本人1人という環境下で2年半仕事をこなした経験はあるものの、本当に現地雇用社員としてやっていけるのか?と不安が大きかった記憶があります。
特に業種は同じ自動車業界ですが、扱っている製品が異なる上、アメリカに戻る事を優先にしていたために採用されたポジションが少し違っていたので、さらに不安が上乗せされていましたね・・・。

そんな中の2か月間、家族と会えない1人での生活は精神的にもキツかったー(汗)今となってはいい思い出です(笑)

今現在は入社して約2年間、最初に採用された部署で担当した製品立ち上げまでしっかり完結させたタイミングでたまたま社内の応募要項で過去12年従事してきた自分の専門分野のオープンポジションがあったので社内応募、面接、採用されたので去年から部署異動。元の畑に戻れた事もあり、同僚達と楽しくやってます。

 

正直、今後もどうなるか分かりません。特にまだグリーンカード保持者でなくてビザで就労している状況ので、クビになると無職となり早急に日本に帰らなければならなくなります。(グリーンカードは申請中ですが手に入れるまではまだまだ時間がかかります。グリーンカードについては今後別記事を上げたいと思います)

でもまぁ、自分で決めた道。何があってもやっていくしかないですね。
肩をトントンされて「明日から来なくていいよ」なんて言われないように、がんばっていきます。

 

しかし・・・・・まさかこんなに早く戻れるとは思ってもいなかった、いや、むしろもう戻れないと思っていたので自分でもビックリ。オファー受けると言う決断してから約半年あったけど、逆にもう少し日本で居てもよかったかなと思ったり、日本でやり残した事があったという・・・・。贅沢な話ですが・・・。

人生最大の決断でしたが、あの時日本でもう少し・・・と思ってオファーを断っていたら次は無かったと思うし後悔していたと思います。今後も何が起こるか分かりませんが、人生一度きりなので後悔しないようにしっかり決断していきたいですね。

 

こんな感じでどこにでもいる純日本人のサラリーマンがアメリカの現地雇用としてトランプ政権下でビザを取得して移住した経緯でした。

おしまい。

 

MINIC