トランプ政権下でビザ取得!アメリカ移住の経緯③

 

こんばんわ。MINICです。

 

さてさて、前回の続きです。

前回は本帰国後の2018年のお話でした。転職活動するもトランプ政権の移民政策の壁が厚く高くそびえたっていたので半ば諦めモードになっていた所で2018年が終わりました。

 

年が明けて2019年。本帰国して半年が経過していたのでバタバタと忙しい生活を送っておりました。子供たちは保育園に通い3か月、同時期に妻も仕事に出始めたので日本での生活が落ち着き、慣れてきた位でしょうか。

私はというと、帰任命令のモヤモヤ、そして帰国後の相変わらずな部下への丸投げ業務からなかなかモチベーションが上がらず。基本的に残業はしたくないのでフレックス勤務を最大限に使った朝7時から夕方4時までの勤務時間に、必要に応じた残業をプラスしても夕方6時には会社を出て家に帰る生活を基本としていましたね。

あ、残業したくないというのは、仕事したくないのではなくて、駐在時と同じ様にちゃんと家族と夕飯食べて子供達とお風呂に入り、寝かしつけをするという家族とのコミュニケーションを取りたいためです。

 

と言うのも、アメリカでは朝8時から夕方5時までと基本残業しないライフスタイル。もちろん日本との電話会議がある時には米国時間の夜9時や10時にしてもらって仕事してましたよ。(日本は朝10時とかなので日本にとっても都合がいい時間帯)

赴任当初は右も左も分からなかったのでとにかく何するにも時間がかかっていた時期がありました。仕様書1つとっても英語で、しかも赴任前までの担当デバイスとは違うデバイス。何もかもが1から理解しないといけない中に英語ですもの。その上担当部署でオフィスにいる駐在員は私1人だけ。そりゃ何するのも時間かかる上、「俺がちゃんとせな」という気負いがありました。電話会議前には準備等で夜遅くまでオフィスに残って仕事していることが何度もあり、それが「普通」の感覚でいましたが、ある日の朝上司に当たるDirectorから呼び出しが。訪れると、彼から「今はこちらの会社の社員という位置づけでその様に業務もアサインしているので、基本は残業せずに5時や6時には家に帰ってほしい。もちろん駐在員なので夜に日本との調整もある事は理解しているけど、だからと言って毎日遅くまで仕事していると体に悪いし、子供小さいんだから家族の時間を大切にしなさい」みたいな事を言われました。この時に肩の荷が一気に少なくなった気がして、そこからはあまり無理せずに自分のペースで業務を回すように。結果、それでうまく回ったんですよね。多分自分1人で勝手に気負いしてた感じでした。そして確かにアメリカの方が業務に対してメリハリがしっかりしているというか、オンとオフがはっきりしているような。例えばアメリカに来て驚いたのが会議時間の短さ!アジェンダ以外は基本話さない、会議目的達成したらすぐ終わる。関連する内容になると「それは別の会議で決めよう。会議設定するね」みたいになって日本とは大違い。日本だと会議目的から脱線→ダラダラ1時間でも2時間でも過ぎるなんて日常茶飯事でしたら、まさにカルチャーショック!!!

 

そんな感じで基本夕方5時過ぎには退社する生活。特にサマータイムは日が落ちるのも遅いので、家に帰ってそのままアパートの駐車場で子供を遊び、夕飯を食べ、お風呂入って寝かしつけ。電話会議があればその後会議に入って仕事、みたいな感じで、アメリカ人と同じように家族の時間を大切にできた駐在生活。

これが私も妻も気に入り、アメリカで暮らしていく事に決めた大きな理由かも知れません。

まぁあくまで私の駐在員としての経験です。恐らく駐在員としては珍しいタイプですよね。現に今の会社の日本からの駐在員の方達は「いつ寝てるの?」と心配になる位社畜の様に仕事されている方ばかりなので(汗)

 

と、大分話が逸れましたが(笑)

モチベーションが上がらない中、幸いにも(?)海外と仕事をすることに。サプライヤが外資系企業で、日本にある支社が窓口になるけどメイン開発業務をするのがフランスという事に。

ポジション的にはPM(プロジェクトマネージャー)兼リードエンジニアとしてプロジェクトを動かさないといけない状況だったので、週1の電話会議による進捗確認会議や、新規開発品の仕様を詰めたりと多忙な毎日を過ごしていました。


アメリカ転職活動については、ビザが大敵なのでこればかりはどうしようも無いという結論に至り、気長に細々と活動しようと思っていました。アメリカの大統領が変わると状況も変わるかも知れないという安易な発想で(笑)

そんな矢先の2019年1月末頃、前年の10月にお話を頂いた企業がビザサポートを再開するかも知れないけどまだ興味はあるか?とエージェントから連絡が。
もちろんですと回答すると、じゃあぜひ面接を設定しましょうと。(あとで知らされましたが、会社はビザサポートは乗り気じゃなかったけど、慢性的な人手不足状態。そこをエージェントが積極的売り込んだみたいです)


そこからは話がトントン拍子。
面接を1度して、そのまま現地雇用社員としての内定&オファーレターを頂きました。オファーもらえるという連絡を受けたのがまさかのフランス出張中(笑)とりあえず出張終えて日本帰国後に、オファー内容の確認や給与交渉、そして家族(妻)とこの先の人生について毎日話し合い、回答日ギリギリで最終的にオファーを受けることに。
これが3月初旬。オファーレターにサインをして送付した直後から、現在の会社を退職してアメリカへ移住する事が決まりました。

 

と、今回は日々業務に追われて忙しくしている所に、まさかのアメリカ現地採用のオファーゲット。まさかこんな短期間でオファーもらえるなんて思ってなかったので自分でもびっくりですが、オファーもらった後は日本生活に慣れてしまった妻とオファー受けるか受けないかを話し合う毎日。

最終的にはオファーを受けて今に至りますが、コレ、ホント人生最大の決断でしたね。

 

次回はオファーレターにサイン後、実際にビザ申請をしてビザ取得、そして再渡米までのお話になります。多分このシリーズ最終章かな?

 

それではまた。

 

MINIC