新たな相棒、無事に納車!

こんにちは、MINICです。

明けましておめでとうございます。皆様如何お過ごしでしょうか?

現地雇用の私は1/2から業務開始。日本で働いている時は12/30位から1月第一週までは年末年始休暇で休みでしたが・・・。ここアメリカは正月よりもクリスマスな文化です。日本なら少なくても三が日はゆっくりしたいところですけど仕方ありません。有り余っている有給を使って休みにしてもいいんですが、サンクスギビング明けから家族が諸事情によって日本に一時帰国しているのでおひとり様。人生で初めて年末年始を1人で過ごしましたが、寂しいったらありゃしない(涙)まぁ、時間を持て余しているので新たに迎え入れた愛車のメンテナンスにたっぷり時間をかけれましたが(笑)

 

さて、11月初旬に落下物にヒットし、そのまま全損判断となって12月半ばにお別れした愛車。保険屋の処理は超絶早く、車を手放す判断を下してタイトル(車の所有権)等の必要書類を送付した2日後には保険金が銀行口座に入金されていましたね。そこから新たな相棒を探す事1週間。この際やからMINI購入前に欲しかったアメリカンマッスルのチャレンジャーやマスタングにしちゃおうか?なんて浮気心が出てきましたが、やはり昨今の車不足で3年半前とは価格が全然違うため断念(笑)

 

ということで同じ位の年式のミニクーパー、6MTで予算と妥協できる個体をミシガン州内で探すも皆無。徐々に範囲を広げるもミシガンから500マイル以内の地域には「これや!」といった車両は無し。500マイルの次は全米地域になるので条件にヒットする車両が一気に増えますが、いいなと思った車両が2000マイル以上離れた西海岸(カルフォルニア州やワシントン州)にあったり、1000マイル以内にある車両でも詳細情報や過去のレポート(CARFAX)を確認すると、軽度の事故歴や修復歴があったりといい車両に出会えません。

 

そんな中、マサチューセッツ州ボストン郊外のAudiディーラーにいい個体を発見。車両価格から税金等を計算すると、予算から少しだけオーバーしているけど車自体はクリーン。年式も同じ2016年式、走行距離も66000マイルと年間1万マイルと普通の距離。これに決めて早速ディーラーとやり取り開始。

が、1つ問題があってマサチューセッツ州はミシガン州の様に仮ナンバープレート制度がないよう。この制度がないということは、ミシガンで事前に車を登録してナンバープレートをもらい、それを持ってディーラーに行って車を引き取る必要があります。ん?それの何が問題なの?と思うかも知れませんが、ミシガン州で車を登録してナンバープレートを取得するには、その車のタイトル(所有権)が必要になります。タイトルと自動車保険加入の証明書、売買の書類等を持参してSOSという、日本で言う陸運局の様なオフィスに行き、そこで車両登録処理をしてもらうことになります。となると、タイトルが手元にないといけませんが、タイトルを入手するには支払いをすべて終わらせる必要があります。つまり、車両現物を一切見ることなしに数万ドル(数百万円)の小切手を先にディーラーに渡す必要があります。これはリスクしかありません(汗)

が、そうこう言っていると売れちゃう可能性があるので(実際数日前に違う個体で値引き交渉している間に売れてしまった)、ここはAudiという高級外車ディーラーを信用して書類関係と支払いをUPSを使って済ませる事に。まぁ、500マイル以上離れている場所にある車を飛行機に乗って引き取りに行くということは、余程の事がない限りは「やっぱり買いません」と言って手ぶらで帰ってくることはないので、先に支払おうが現地で決済しようが同じことなんですけどね。

 

そして無事にタイトルをもらい、SOSにて車両の登録をしてもらい、ナンバープレートは今まで使っていた希望ナンバープレート使えるように処理をしてもらったので、飛行機を予約してボストンへGo!

会社が12/23から休暇に入るので、22日に有給を取ってボストンまで飛びます。ボストン空港からは空港バスとディーラー手配のUberを使ってディーラーへ。そこで最終のペーパーワークをしたら晴れて納車です。

終始対応したくれたお姉さんが持参したナンバーを取り付けてくれて、車両をグルっと1周見て回り、外観に大きなダメージが無いことを確認。MINIからMINIへの乗り換えの経緯やナンバープレートの意味、これから800マイル運転してミシガンに帰ること、その他世間話をしていると、お姉さんが納車記念に一緒に写真を撮りましょう!と提案。(それがこちら 笑)

全ての処理が終わり納車もされたので帰路につきます。ここから800マイル離れたミシガン州の自宅まで運転して帰ります。ぶっ通しだと大体12時間。カナダ経由だともう2時間程早く到着予定ですが、カナダに入ってまたアメリカに再入国するのは入国審査等色々面倒なのでアメリカ国内のルートに。出発したのは午後2時前。当初の予定は、22日のうちに出来るだけミシガンに近いところまで運転し、オハイオ辺りのモーテルで1泊し、翌日23日の午前中に帰宅する、という計画でした。

 

が、ちょうど23日から24日にかけてウインターストームがやってきてました。日本のニュースでも流れていたと思いますが、ニューヨーク州のバッファローでは記録的な大雪、ブリザードでした。まさにこのバッファローを経由するルート。マサチューセッツ州-ニューヨーク州間の山道を走っていると既に結構な降雪が。運転中にふと、「この車ってオールシーズンタイヤよな?」と思い、念のためにパーキングエリアでタイヤをチェックすると・・・あれ?ない、ないぞ・・・オールシーズンタイヤと示すマークがない!!

そう、まさかのサマータイヤ(笑)これはヤバイ。ウインターストームやってきてるのに夏タイヤはアカンやん!天気予報では、オハイオやミシガンは22日の真夜中辺りまでは雨、そこから急激に気温が下がって雪に変わり、その後24時間はずっと雪という予報。悠長にオハイオで泊ってたら雪解けるまでの数日間は帰られへんぞ。。。

と言う事が発覚したので計画変更です。午後2時前に出発して12時間掛るという事は、ぶっ通しで運転したとしてもも家に到着できるのは夜中2時前。天気予報では1時から雪マーク。これは雪が積もり始める前までに1分1秒でも早く家に帰らなければいけません。そこからは制限速度を守りつつひたすら運転。休憩はトイレ休憩と給油がメインで合計3回。時間は1回10分程度。気が焦っているので眠気はありませんでしたが、さすがに8割以上は日が落ちた夜間の運転、かつ見知らぬ土地での12時間の運転は疲れる・・・。

バッファロー、ペンシルベニア、オハイオ東部は雨でしたが、オハイオ西部のクリーブランド辺りに来るといきなり雪に。外気温も40℉(5℃)位あったのに急激に下がって28℉(-2℃)前後に。地面がまだ暖かいのですぐに積もることはありませんが、それも長くは持たないのでひたすら運転。ミシガンに入ると事故で高速道路が通行止めになって下道経由させるという時間ロスもありましたが夜中2時過ぎに無事に帰宅です。

ボストンのディーラーを出発して797マイル、12時間半。その日はすぐさま就寝です(笑)疲れているはずなのになぜか朝7時に目が覚めるという・・・。外を見ると積雪量は少ないですが、気温はマイナス15℃前後。道路も凍結しています。いやー運転頑張ってよかったと思った瞬間でした。

そんなこんなで新たな相棒を迎え入れることができました。これはもう自分へのクリスマスプレゼントですね(笑)この後、車を洗って磨いたり、ドライブレコーダー等旧相棒に取り付けてあったパーツを取り付けようと思いますが、ガレージ内でも気温はマイナス7℃とかなので少し待つ必要があります。その辺りはまた別の記事にしようかな?

 

という事で、不慮の事故から1か月半、新たな相棒を迎え入れたお話でした。

 

それではまた!

 

MINIC