シーズン目前!新相棒John君のブレーキメンテナンス!

こんにちは、MINICです。

早いものでもうすぐ4月も終わり。もう1年のうち1/3が終わってしまうなんて信じられませんね。まだまだ寒い日が続いていて春が遠いミシガンですが、5月にはサーキット走行会が始まります。今年はとりあえず1発目の5月のみエントリーしたので、走行会に合わせて前々から計画していたブレーキ周りのメンテナンスを実施しました。

旧相棒はブレーキ周りのメンテナンスとブレーキ力アップを狙ったローター、パッド交換は終わっていましたが、新しいジョン君 (JCW : John Cooper Worksというグレードから命名)はノーマルのまんま。ノーマルでもJCWはスポーツチューニングされているので、フロントブレーキに至っては大型のブレンボ製ブレーキが純正で装着されています。つまり、旧相棒のクーパーSよりノーマル状態でブレーキ力は遥かに上なんです。が、ブレーキローターを見ると前後共に摩耗が酷い。過去のメンテナンス記録を見てもブレーキローターを交換した記録はありません。現在の走行距離が約73,000マイル(=116,800km)なので、距離的にもそろそろ交換時です。なので、この機に前後共にブレーキローターを新しいモノに交換。ブレーキパッドも合わせて新しいモノに交換し、ブレーキフルードも新しいフルードに交換です。

 

まずはフロントから。フロントは今まで触った事のないブレンボ製の対向式。パッドの外し方から初めてなので、事前にYouTube等で予習した上で挑みます。

相変わらずキャリパーボルトが激烈硬くて外すの苦労しましたが、なんとかローターが外れました。ローターの錆と摩耗が酷いです。ヨーロッパはアウトバーン等スピード域も高いので、そんなヨーロッパで設計される車はブレーキパッドだけじゃなくてローターも削って強大な止まる力を得ていると聞いた事がありますが、ここまで摩耗してるの見るとあながち間違いでもなさそうですね。

新しいローターはブレンボ純正のプレーンタイプ。

今回はパッドもブレンボ純正品をチョイス。理由はローターとセットで安かったから(笑)

後は外した部品を元に戻せばフロントのローター&パッド交換完了です。

 

続いてリア。リアは旧相棒のクーパーSと同じブレーキです。フロント同様、キャリパーブラケットと留めてるボルトが硬くて外すのに苦労しました。そして錆と摩耗が酷いですね。

ローターはフロントとバランスが取れるように少しでもストッピングパワーを強くしたいという希望からスリット&ドリルドに。

パッドは旧相棒で最後のサーキット走行会1回参加と1000マイル程しか走っていないスポーツ走行用のパッドへ交換。

後は逆の手順で元に戻して各所規定トルクで締めればOK。こう見るとリアはキャリパー本体もローター径も小さいので貧弱ですね。

 

ローター&パッド交換が終わったら最後にフルード交換です。メンテナンス記録簿によるとフルードは2021年7月に交換されていますが、交換から2年程経っているのと、サーキット走行と言うブレーキには過酷な状況下で使うので、サーキット走行用のフルードへ交換です。交換するのはMOTUL RBF660。1本(500ml)20ドル程とノーマルのフルード(1Lで20ドル以下)と比べると倍以上の値段しますが、旧相棒でも使って効果を体感できたのでリピートです。ノーマルフルードだとサーキット3,4周したらブレーキの効きが落ちてきていた感じでしたが、交換後ではブレーキの効きに関しては最初から最後まで同じ感覚で踏めていたので、過酷なサーキット走行で使っても安心してブレーキを踏めるフルードです。

作業内容的には各キャリパーにあるブリーダープラグから古いフルードを抜き取るだけですが、リアのブリーダープラグが1本舐めてしまっている+反対側は激烈硬くて舐めてしまう、というトラブルで焦りましたが、去年旧相棒で参加したサーキット走行会でフロントブレーキを壊して修理した際に取っておいたブリーダープラグがあったので、舐めたブリーダープラグをツイストナットで無理矢理外し、旧相棒から取っておいたブリーダープラグに取り換えることでなんとかクリア。

元々舐めてたブリーダープラグ。こんな丸くなってたらフレアナットレンチでも回せませんわw

フロントは対向式なので、キャリパー1箇所につき表裏2か所にブリーダープラグがあります。外→内の順でフルード交換。

全箇所のブリーダープラグから古いフルード抜けば作業は完了です。最後にホイール装着すれば今回のメニューは完了!約5か月離れていた間にペラペラ日本語を話すようになった3歳の息子がしっかりトルクチェックしてくれました(笑)

最後に試運転してブレーキチェック。ブレーキペダル踏んだ際のフィーリングも良く、問題ありません。なによりフロントのブレーキダストが激的に減ってたので感激です!(古いパッドは洗車してガレージに入れる際に踏んだブレーキでホイールが茶色くなってのに、試運転で走って帰ってきてもほとんどダストついてない)

肝心のブレーキングパワーですが、交換したてでローターとパッドのアタリもまだついていないので、ストッピングパワーが上がったかどうかはまだ分かりませんが、これでサーキットのバックストレート100mphからのフルブレーキでも大丈夫でしょう!

と、今回はMINIのブレーキメンテナンスでした!JCWはクーパーSに比べて馬力もパワーも上、かつブレーキもブレンボ製と色々パフォーマンスが高いので、2週間後の走行会が楽しみで仕方ありません!初サーキットに関してはまた日記を書ければと思います。

 

それではまた!

MINIC