スピニングリールのハンドルは右巻き?左巻き?

こんにちは、MINICです。

今日はスピニングリールのハンドルについてちょっとメモを残しておこうと思います。このトピック、色んな意見があるかと思いますが、一般的には「右利きの人ならロッドを右手で持って左手でリールを巻く」人が多いかと思います。これは利き手でロッドワークをした方がより繊細なアクションができたり、アタリを感じやすかったり、手返しが良かったり、だと思います。

で、私はというと、右利きなので当然左巻き、と言いたい所ですが、実は釣りを始めた頃からずーーーーと右巻きでした。右利きやのになんで??と思いますが、特に理由はありません。一緒に釣りをしてきた父も右利き右巻きなので、小さい時に近所の漁港にサビキ釣りに行ったりタチウオ釣りに行ったりしていた時からリールは右巻きと決まってました。その影響が大きいので、ブラックバス釣りを始めた小学生の時から右巻き。右巻きの理由を強いて言うなら、中1から父に教えてもらって始めたチヌ釣り。これは紀州釣りという釣法なので、挿し餌を包んだダンゴをポイントに投げて底を釣ります。ダンゴを投げるという事は、利き腕である右手でダンゴを投げ、左手には5.3m程の磯竿を持ちます。ダンゴを投げた後はロッドをあおってラインを送り出したり糸ふけを取ったりするので、この釣りには右巻きが合っていたことが最大の理由だと今になって思いますね。因みに紀州釣りは母方のおじいちゃんから父、そして私へと親子3世代に継承して楽しんでおりました。中1からアメリカ再渡米まで紀州釣り歴22年!また紀州釣り行きたいなぁ。。。

そして社会人になって友達と敦賀湾にエギングしに行った時に、その友達とハンドルの話になり左巻きにチャレンジしたことがありましたが、それまでの右巻きが体に染みついていたので超違和感!そしてロッドのシャクリも右手では全くうまくできない事もあって速攻に右巻きに戻したことがあります(笑)

そんな感じでもう30年程右巻きで釣りをしてきましたが、スプーンを使ったサーモン釣りをする中でやっぱりキャストした後にロッドを持ち替えずにリーリングを開始できる、またスチールヘッドを狙った川でのウキ釣りの時は、仕掛けの着水と同時にリールを巻き始めて不要な糸ふけを取り、すぐにアクションが開始できる事にメリットを感じ、12月に入った頃からハンドルを左巻きに変え、まずは夜の空いてる時間にビール飲みながら左手でリールをカラ巻きしてYouTubeやTVを見て慣れさせていました。そして2024年から実際に左ハンドルにしたリールで実釣を開始して3ヶ月が経過した所になります。

と、ここまでは前置き。この3ヶ月左巻きに矯正して実釣してきましたが、結論から言うと、やっぱり右巻きがイイ!20数年間で体に染み込んだ感覚はすぐには変えられませんね。左巻きはやっぱりなんかしっくりこない。キャストする時にロッドを持ち替えなくていいのは動作含めてスッキリしますが、それ以外にメリットが感じられず。いや、むしろデメリットの方が大きかったですね(汗)

まず第1に、ファイト時にドラグの調整がし辛い。前回の記事でちらっと書きましたが、魚のパワー(引き)が強くてドラグを緩めようとするも、慣れない左手での操作になると緩める方向が一瞬分からなくなり、その一瞬の遅れでラインブレイクしてしまいました。多分これ、タラレバになりますが、右巻きにしていたら慣れた右手でサッとドラグノブを回せていたと思います。

そしてもう1つ。ランディングの際にネット(タモの柄)を右手で持つ事にこれまたチヌ釣りやアオリイカ釣りで体が慣れてしまっているので、自然とロッドを左手に持ち替え、ネットを右手に持ってしまいます。利き手の方が掬いやすいですからね。そうなるとこの大事なタイミングにロッドを右手から左手に持ち替えるという動作が発生します。個人的に、この時のバラシが一番多いので、極力その無駄な動作を避けたい所。実際、前回の釣ったスチールヘッドのランディング時、ロッドを左手に持ち替えてネットを右手に持った際に魚が思った以上に足元に来てしまい、ラインテンションが抜けそうに。すぐさま左手のロッドを北斗の拳、ラオウの最後のポーズの様に出来る限り天に掲げてテンションをキープしつつ、右手のネットを足元に投げ捨てたと同時に再度ロッドを右手に持ち替えて左手でハンドルを回せたので、テンションが緩んでフックアウト→バラシというのは避けられましたが。。。

kzmichigan.hatenablog.com

という事で、3ヶ月左巻きにして大分違和感なくリールを左手で巻けるようになりましたが、やっぱりサーモン釣りに対しては従来通り右巻きに戻そうと思います。上記にあげた2つのデメリットも「慣れ」の問題かと思いますが、左巻きにする事で生じる色々な副作用に慣れるまでにヒットした貴重なサーモンをバラシてしまうリスクを取る位なら、キャスト時にロッド持ち替える手間なんて、今まで20年以上やって来た当たり前の事なので手間でもなんてもないですからね(笑)むしろ広大なミシガン湖やヒューロン湖へのキャストなんてキャスティング精度なんてもんは不要なので、ロッドを持ち替える事無く左手でキャストする練習をしますわ(笑)でもせっかく身に着けた左巻きの感覚を忘れないためにも、ウォールアイやホワイトバス、ブラックバスの釣りには左巻きを継続してどちらでも使える様に二刀流の修行しようと思います。

 

それではまた。

MINIC