初めてのオーバーホール。骨董品リールの中身は・・・

こんにちは、MINICです。

シーズンの合間という事で前回長女とサマースチールを釣りに行ってから早2週間。4月からほぼ毎週の様にサーモンやウォールアイ、ホワイトバス等を求めてどこかしらに釣りに行っていたので、ここ数日は釣りに行きたくてうずうず=禁断症状が出ています。そんな時には気を紛らわせる為にも釣り具のメンテナンス!という事で、今回は初めてスピニングリールのオーバーホールに挑戦してみました!所謂「分解整備」ですが、初めて分解するのでちゃんと元通りにできるかなんて分かりません。大そうな事をしでかそうとしていますが、簡易メンテ用に購入しているリールグリスとリールオイルしか持ってません!今回のメンテナンス対象は古いリールなので壊れても仕方ないと割り切っての作業です(笑)

まずはこちら。ダイワ 1999 EMBLEM-Z 2000C。もう24年前のモデルになります。20世紀のリールですよ(汗)古っ!!!至る所に配置されたゴールドメッキが当時の”高級感””上位機種”を醸し出しているような・・・。確か高校生の時に型落ち品の在庫一掃セールで安くなっていたリール。当時はそれなりに上位機種だったはず。普通に買ったら当時で3万円位していたモデルですが、型落ちセール品だったので1万円ちょっとで買った記憶があります。それでも高校生には高い買い物でしたね。

これを毎年春になると、父と乗っ込みチヌを求めて和歌山の沖磯へ釣りに行って使っていました。しかも手がヌカだらけになる紀州釣りという釣法で。大体10年位は使ったかな?その後はレバーブレーキリールを買ったのでサブとして使っていましたが、ほとんどはロッドケースの中で冬眠していたと思います。当時から釣行後にはしっかりボディを水拭き&カラ拭きして付着したヌカや砂を綺麗に落とし、スプールは外して洗って(塩抜き)いましたが、ボディ内部の掃除は一度もしたことがありません!かと言って巻けなかったり、ゴリゴリした異音や固い巻き心地、という事もありません。今回コイツをオーバーホールしようと思ったメイン理由は、フッキング等でちょっと負荷がかかると、ハンドルが逆転してしまう現象が起こっていたから。調べると内部にあるワンウェイクラッチを清掃すると直る、とありましたが、どうせならと人柱的に全分解してみたのです(笑)ワクワクドキドキしながら慎重に分解を進めていき、外した順番が分からなくならないように順番に外したパーツを並べておきます。中身は塩噴いてザラザラ、ヌカや砂でジャリジャリ、かと思いきや、思ったよりキレイ。ボディ内には劣化したグリスの塊がありましたが、20年以上開けた事もないリールなのでそれ相応の汚れかな?

本当ならベアリングも洗浄してグリスアップした方が巻き心地が良くなったりするんでしょうが、ベアリングを洗浄するツールやベアリング用のグリス等本格的な道具は持っていません。なのでとりあえずボディや各パーツから汚いグリスを拭き取って綺麗に洗浄し、新しいリールグリスを塗って再度組み立てていきます。

組み立てた結果、巻き心地が若干良くなったかな?程度。壊して悪くなった!なんて事は無かったのでこれでいいんです(笑)肝心の逆転現象ですが、リール巻いてる最中に強制的に手で逆転させようと負荷をかけても逆転しなくなったので直ったかな?でもこれをサーモン釣りに使うのはリスクがあるので、今後はバス釣りに使って様子見し、使えそうなら子供用にしようと思います。

 

そしてもう1つ。ダイワ 2008 E-GEE 2560。これは社会人になって始めたアオリイカ釣りの為に購入した最初のエギング用リール。これも毎年春と秋に和歌山や福井へアオリイカを狙いに行って使ってきましたが、一度もボディ内部を洗浄したことはありません(基本はボディ外を水拭きしてスプールの塩抜き程度)。見た目は綺麗で巻き心地も良かったので現役バリバリなんですが、先日長男とサマースチール釣りに行った帰り際にめちゃくちゃ巻きが重くなってゴリゴリになりました。釣行時はアップした記事の通り濃霧と水蒸気が凄かったので帰宅後にしっかり乾燥させたら元に戻りましたが、恐らく久々に水っ気があるコンディションで使ったので内部で固まっていた塩が融けて噛んだのかな?という事でこの機に分解してみることに。

気になる中身は・・・

めっちゃキレイやん。若干グリスが黒くなってる部分があるけど、普通にキレイやん。あまりに綺麗なのでそのままそっと蓋をしてやろうかと思いましたが、せっかくなので古いグリスを拭き取って綺麗に清掃し、新しいグリスを塗布して組み立て。なんでゴリゴリになったか全く分かりませんが、これでまた当分使えるでしょう!

他にも中身が気になる古いリールが多々ありますが、今回はこのくらいにしておきます。私の持ってるタックル、去年サーモン釣りを始めてから買ったタックル以外はロッドも含めて基本骨董品に近い古いものになります。その中で一番新しいものでも2010年位に買ったもう1つのエギング用リール(2009カルディア)かな?サーモン釣りでも使用頻度高いエギングロッドでも2008年に購入して使ってるので、どのタックルもかれこれ15年選手ですね。よく言うと物持ちが良い、悪く言うと貧乏性ですね(笑)それでも全然使えてるので、これからもバンバン使ってやろうと思っています(笑)まぁ、サーモン用には2月の一時帰国で2セット買った最新鋭のタックルをメインに使うので、古いタックルはウォールアイやホワイトバス、ブラックバスといったそこまでファイトも強くない魚の釣りで使っていこうと思います。

と、今回は初めてスピニングリールのオーバーホールを実施したお話でした。必要最低限のメンテナンスしかしてこなった下位機種の我が精鋭達ですが、製造はMade In Japanではないにしてもやはり日本製品は品質が良いと実感した1日でした。次回は中学の時から使ってるベイトリールのオーバーホールしてみようと思っています。これが手持ちで一番古い現役リールなので・・・。

それではまた。

MINIC