耳を澄ますと・・・引っ越し前にまさかの雨漏り

こんにちは、MINICです。

先日早速の家の洗礼として下水パイプからの水漏れを記事にしましたが、今回は第2弾です。今度はガレージ天井の雨漏りです。オファー通った直後にお金払って検査してもらったのに・・・

これは引っ越す前にコツコツ荷物搬入やガレージの壁塗りをしていた時に発覚した事件なので、時系列としては洗濯機の水漏れ事件よりも前になります。ある日ガレージで作業をしていると夕立ですごい雨が降ってきました。それと同時になにやら「ピチャ」と雫が落ちるような音が。違和感を感じたので手を止めて音の聞こえる方向に全集中します。シーンとしたガレージ内で耳を澄ますと・・・「ピチャ・・・ピチャ・・・」と間違いなく水が滴ってる音が聞こえます。音の場所を特定すると・・・

ココから聞こえます。天井コーナーの黒くなっているところ。脚立に乗ってキャビネット上を見ると・・・案の上水が。そしてコーナーを触ると・・・ドライウォールがぶよぶよです。確かにこの部分、色塗りしている時にドライウォールに貼ってるテープがポロポロ剥がれてローラーにくっ付いてきてたな。でもなんで雨漏りしてんねん!屋根、10年前に張り替えてるから大丈夫やったんちゃうんかい!てか検査員、屋根裏に上ってチェックして雨漏りもない、クリーンな家だって言ってたやんけ!と怒りを覚えると共に、修理費どんだけかかるんやろか・・・と引っ越す前に発覚した雨漏りに焦りを覚えます。そしてキャビネットと壁の隙間を見ると黒くなっています。恐らくこれはカビですね。鍵をもらってからの数日で起こった事象ではなさそう。つまり前オーナーが住んでる時から起こってた問題でしょう。

幸いにもガレージには屋根裏へのアクセスがあります。ここから屋根裏に上がって雨漏りしている壁周辺を見ると・・・ちょうどその上部にダクトが屋根に向かって伸びてます。どうやらここを伝って雨が落ちてきています。その証拠に雨水が付着してポタポタ下に落ちているうえ、流れた茶色い形跡がしっかりついてますね。

上を覗き込むと・・・。

天井とダクトの隙間から水が滴ってます。この感じやと屋根からこのダクトが突き出てるはず。とりあえずこの日は雨も降り続いているので水が落ちるポイントにバケツを置いてこれ以上ガレージ天井に水が落ちないようにしておきます。

そして翌日、屋根を見るとダクトがありました。犯人はアイツですね。

容疑者が確定したのでどんな状況になっているか屋根に登ってチェックします。このダクトはファーネスから伸びてきているガスベント(Type B Gas Bent)だそう。この横に暖炉の煙突が併設されています。

ちょうどこのダクトの付け根にシーリング材のようなものがありますが、付け根部分に隙間があります。恐らくここから雨水が侵入し、ダクトを伝ってガレージ天井コーナーから水が落ちていると推測。となると、ここを再度シーリングすれば解決するはずです!

早速近所のホームセンターに行き、店員さんに写真を見せて状況説明し、「これを補修したいけどどのタイプのコーキング剤がいい?」と質問。コーキング剤も種類がいっぱいあるけど、どれが天井、かつガスベント(恐らく温度も高くなる)に使えるものか分からないので、そこはプロの意見を聞きます。そして店員さんがチョイスしたのがコレ。Roof用のシーリング剤です。Asphaltと記載されているのが気になるけど、Water ProofやSeal Roof leaskと記載あるので大丈夫でしょう。

早速屋根に上ってシーリング剤を塗布していきます。店員さんに教わったように全体的に塗っていき、下の隙間にはしっかりシーリング剤を充填。確かにすごいアスファルトの臭いがするし、思っていたような材質ではないものの、これで雨漏りが止まると期待して乾燥→様子見です。

そして数日後の雨の日、屋根裏へ上ってチェックすると・・・雨漏りが止まってます!これで解決!!!と思いたい所ですが、このシーリング剤、数日後にチェックして触ると少し柔らかい。上の写真でも指で触った後がついています。なのでホンマにこれで直ったかは、この時点では半信半疑なのです。という事で次の雨で再度チェックすることに。タイミング良くサンダーストームで雨の量が多い日に屋根裏へ上がると、思った通りダクト側面を雨が滴っていました。はい、振り出しに戻ります。

再度YouTube等でベストなシーリング剤を調べると、冒頭写真のLOCTITEのルーフ用シーリング剤に行きつきます。今度は違うホームセンターに行き、これを片手に店員さんに状況説明し、これでいいかと聞くとシーリング専門の担当者に代わってくれ、そのおっちゃんから問題ないとの回答が。

今度こそ直るという期待を胸に再度屋根にあがります。前回塗ったシーリング剤はまだ柔らかい状態だったので、パティナイフを使って極力取り除いた後、新しいシーリング剤を施工します。出てくる材質見て、「そうそう、この感じ」と思っていたシリコン剤が出てきました(笑)色も黒なので違和感ありませんね。まぁこんな所誰も見ない&見えないので色なんてどうでもいいけどw

とりあえず完全硬化には数日かかると書いていたので天気予報をしっかりチェックしたうえでの施工。1週間後チェックすると、しっかり硬化していて、でも程よく弾力もあっていい感じです。よくあるお風呂の目地にしているコーキング剤と同じような感触ですね。雨も2回ほどありましたが、今のところ雨漏りはありません。そして昨日再度サンダーストームで強雨でしたが、雨は漏れていません。一応まだ屋根裏には念のためにバケツを置いたままですが、今度こそ直ったと信じたいですね。

 

と、今度は早速雨漏りを発見し自己修理したお話でした。個人的に今回雇ったインスペクターは無能やったと感じております。チェックリストに沿って確認する位誰でもできるで、プロならちゃんと問題見つけようよ、と言いたい所ですが、既に後の祭り。今更どうしようもないので、これはもしまた次家を買う事があれば、しっかり業者を選定し、チェックしてもらうポイントも突っ込んで指示したいですね。

 

それではまた!

MINIC